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《中庭》
gr「この馬…直ぐに俺の剣で馬刺しにしてA様の腹に納めさせてやるんだゾ。A様の腹の中に入れる事を幸運に思うべきだな。」
em「ちょっ、グルさん!ほんまにあかんやつだから！落ち着いて？！確かにA様の腹の中に入れるなんて幸運d…噛まれてグチャグチャ？…ええな、羨ましい…。」
城の中庭へと向かえば確かに立派な黒馬が暴れていた。必死に兵士達が捕らえようとしているが、あっさりやられている。弱い。
グルッペンはグルッペンで顔から殺意が剥き出しのまま馬に剣を向けようとしていた。11歳のする顔じゃ無いぞ、その顔は。あとエーミールは何で嬉羨ましそうにしてんだ？こいつ、最近はドＭのレベルを越えてきている気がするんだが…。
『グルッペン。エーミール。』
名前を呼べば必死に捕まえていたエーミールからあっさり抜け出し俺の名前を呼んでくるグルッペン。エーミールも慌てて来る。他の兵士も同様に。
『私の許可無しに殺そうとするなんて何事かと思えば…お馬さんが可哀想でしょう？追い詰めたら駄目です！めっ！』
グルッペンの口に指を宛ててそう言えば、グルッペンは顔が真っ赤になって♡を出していく。
tn「……A様、本当に迫真の演技やね(ﾎﾞｿｯ」
『何か文句あっか？しゃーないだろ(ﾎﾞｿｯ』
俺だって演じんのは好きじゃねえよ。ただ我慢しなくてはならない事もある。
em「ですがA様、あの馬はどうしましょうか？何処から入って来たのか相当な暴れ馬で全く捕まらないのです。」
チラリと見れば黒馬はのうのうと草を食べていた。サラサラとした黒い毛並みに光が波いて波の様に美しい。
それは、まさしく王に相応しい馬。
『……欲しいな。』
tn「え？」
欲しいと思った物は手に入れよう。それが公共の福祉に沿っている限り。
ゆっくりと馬の元へと近づく。怯えていては駄目だ。誰が主か分からせる為には。
周囲の兵士もグルッペンもトントンもエーミールも止めようとするが、俺は前へと進む。
そして、黒馬の前に立った。此方をチラリと見ながら黒馬は大人しくしている。
なるほどな…試してみろ、か。
頬が楽しさでいっぱいになり、轡も鞍も着ける事は無く俺は乗る。ドレスがうざいが仕方がない。
乗った瞬間、黒馬は勢い良く走り暴れだす。力が強い。此処から落ちればもう一度転生もんだな。
gr「A様!直ぐに助けm『助けるな!!』」
『…このままで良い!』
そう叫んで俺は笑った。
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もこ(プロフ) - 初コメ失礼しますね！私逆ハー大好物なので嬉しいです！wrwrdの人たち全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってくださいね！ (2023年4月12日 19時) (
レス) id: 3b02df20c8 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員に愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年11月1日 20時) (レス) @page33 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - …更新無いの、悲しいです。 (2022年5月24日 22時) (レス) @page33 id: 96153f3877 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ - 更新お願いします (2022年2月27日 12時) (レス) @page33 id: 96153f3877 (このIDを非表示/違反報告)
. ̫ . - この作品めちゃくちゃ好きです、、、更新待ってます。 (2022年1月7日 19時) (レス) @page33 id: d0a20ce8d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡
| 作成日時：2020年3月1日 8時
