角砂糖4個 ページ8
風呂からあがり、1つ息を呑む。良いか、エーミール。まずAさんの料理の手伝いをする。そして、夕食時に話すんだ。何を話す?そうだな、今日も綺麗だとか、今日の夕飯も美味しいとか、何気なく夫婦らしい事をだ。
よし。と意気込みドアを開ける。
em「風呂上がったぞ。」
よし、偉そうになってしまった気もするが、何時も無言だから良いだろう。
チラリとAさんを見ると、丁度調味料を取りにしゃがんでいた。
髪をタオルで乾かしながらソファに座る。此処は俺にとっての最高の場所だ。キッチンでエプロン姿のAさんが良く見える。エプロン姿だぞ?朝と晩の2回しか見れないレアなAさんだ。
エプロン姿のAを見ると同仕様も無く幸せに思うものだ。なんせ、世界一可愛くて綺麗で格好いい愛すべき妻の世界一どんな高い料理よりも美味い料理を最高の妻と二人で食べる事が出来るんだからな。
幸せに決まってる。
まぁ、確かに子供が欲しいとも思わないが…子供をつくる前にAさんに嫌われてる現状をどうにかする必要がある。
あと、目を合わせて貰える様にも…。
頑張るか、と意気込みソファから立った。向かうは当然正面のAさんへ。
盛り付けているAさんは、俺の影に気づいて俺を見る。目が合う。
その瞬間、思わず目を逸してしまった。
何故か?
だって可愛すぎるだろ!!少し潤った目に桃色の唇。ただの天使でしかない!
すぐ様部屋に戻って布団を叩いて叫びたいところだが、目標を思い出して留まり口にする。
em「…手伝う、何すれば良い?」
よし、上手く言えた。今日は良い調子だ、エーミール。
しかし、Aさんは同様した要な様子を見せて目を逸らす。何故。もしかして恐かったか?それとも手伝って欲しく無かったとか?それなら逆効果じゃ…。
そんな事を考え始めた俺にAさんは恐る恐る言った。
『あ、ありがとうございます。えっと、箸出してもらえますか?引き出しに入ってるので…。』
em「分かった」
少し怖がられた気がするが、妻の手伝いを貰えた。
嬉しいし可愛いな。
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凍てつく闇(プロフ) - 異世界emさんがこんなに可愛いだなんて…!?めちゃくちゃご褒美でしかない!!素敵な作品を投稿して下さってありがとうございます!!!全力で応援させていただきます!! (2023年1月21日 5時) (レス) @page40 id: 3f523e7c04 (このIDを非表示/違反報告)
アンバ(プロフ) - emさぁん!!作者様の作品大好きっすマジで助けて(?)頑張って下さい!応援してます! (2021年6月14日 17時) (レス) id: 04b4947088 (このIDを非表示/違反報告)
ネット(プロフ) - あぁ!昔見て好きだって思ってもう一回見たくなっちゃって見に来たんですけどやっぱり好きです! (2020年10月10日 21時) (レス) id: 89f0f7a680 (このIDを非表示/違反報告)
なのもち(プロフ) - 大好きです!待ってます。 (2020年4月14日 21時) (レス) id: b3104d6996 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(em推し) - 推しぃぃぃぃい…!!!(((((尊い…(・д・ = ・д・) (2020年4月6日 10時) (レス) id: 5357f72739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鏡 | 作成日時:2020年2月21日 17時