シュガースティックが4本 ページ30
『どうしましょうか、エーミールさん。』
em「」
真っ白になっているエミさんを横にして、私はそう言う。その目の前にはベッドが置かれていた。え？どんな状況か？何でこうなったのか？仕方ないな〜、教えてあげよう!
数日前、父が久しぶりにエーミール君を連れて家に帰ってこいと電話を寄越してきたのです。まぁ、父さん本人の誕生日が近かったのもあり(100%お祝いして欲しいからだと思う。)私とエミさんはお祝いする為に実家まで帰ったのだった。そして、家の父親は酒を飲んでエミさんと2人で楽しく話し(エミさんは父さんから酒は断っていた)饒舌になった家の父さんは、何故か2人で飲んでいた酒を突然止め、私を呼びつけて言った。
「新婚なんだ、お前達の部屋は用意してるからそろそろ寝なさい。」
……………はい？
私の頭の中で父さんの言葉がループされる中、先程まで父にお酒を注いでたエミさんは隣に放り出され、次には私もエミさんも母さんの手によって引きずられていたのだった。
そうして連れ込まれたのは私の部屋では無く、大きな客間。他の部屋は、お客さんで埋まってるから大きなベッドは此処しかなのよね〜、と母は呑気に言うと出ていった。待って、家の両親本当に展開はやい。ついてけないんだけど?!
そして、見れば流石のエミさんも真っ白。そうですよね?だって、普段は嫌だから一緒に寝てないのに!!あぁ、これなら事前に両親に何かしらの言い訳をしておくべきだった!うぅ、ごめんなさい、エミさん…家の両親が……。
そう思っている私を横に、ﾊﾟﾁﾝと音がなった。何？！と思えばエミさんが自分の頬を叩いた音らしく、その行動に意味が分からなかい私にエミエミは言った。
em「寝るぞ。」
『へ？』
その発言に頭は真っ白になる。え？今何て言いました？？
em「これだけ広いんだ。平気だろう。」
そう言うとエミさんは、パッパと端っこの方を取る。その顔は赤い。うわ、絶対に無理してるよ。
…すいません、エミさん。無理させて…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1041人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凍てつく闇(プロフ) - 異世界emさんがこんなに可愛いだなんて…!?めちゃくちゃご褒美でしかない!!素敵な作品を投稿して下さってありがとうございます!!!全力で応援させていただきます!! (2023年1月21日 5時) (
レス) @page40 id: 3f523e7c04 (このIDを非表示/違反報告)
アンバ(プロフ) - emさぁん！！作者様の作品大好きっすマジで助けて(？)頑張って下さい！応援してます！ (2021年6月14日 17時) (レス) id: 04b4947088 (このIDを非表示/違反報告)
ネット(プロフ) - あぁ！昔見て好きだって思ってもう一回見たくなっちゃって見に来たんですけどやっぱり好きです！ (2020年10月10日 21時) (レス) id: 89f0f7a680 (このIDを非表示/違反報告)
なのもち(プロフ) - 大好きです！待ってます。 (2020年4月14日 21時) (レス) id: b3104d6996 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(em推し) - 推しぃぃぃぃい…！！！(((((尊い…(・д・ = ・д・) (2020年4月6日 10時) (レス) id: 5357f72739 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鏡
| 作成日時：2020年2月21日 17時
