↓ ページ27
いや?よくよく考えればAさんが浮気なんてするはずが無い。なんせ彼女は天使で女神なんだから。そうなると何故手を繋いでいた？そうだ、彼女は男に絡まれていたのでは無いか？いや、お互いにニコニコしていた。もしや、俺の職を知っている奴等が愛しのAさんを脅したのでは？お前の旦那の命の引換に俺達に奉仕しろ、とか。
そうならば良い。直ぐ様そいつらを半殺しにしてAさんを助けるのに。そしたらAさんからの好感度も上がるだろうに。
だが、もし浮気ならば…離婚しようと言われたら……
例え何をしようが、俺はAさんを取り戻すだろう。
時刻は何時もよりも遅い時間になってしまった。いつもなら残業があっても連絡するのにしないなんて不審に思うだろう。迷いに迷って俺は帰路についた。
ドアを開ける。よし、Aさんに話をつけよう。離婚したくない事をきちんと伝えよう。
しかし、そう思った俺は「ただいま。」も無く玄関に入って早々リビングに駆け出した。
何故か？
見慣れない男物の靴があったからだ。
勢い良くドアを開けた。
そこには、先程見た男とAさんが居た。
『あ、お帰りなさい、エーミールｓ「嫌だからな！」はい？』
em「絶対に離婚なんてしない。例え君が嫌がろうが何であろうが断る。」
そう言って、妻の手をひいて抱き寄せた俺を癖っ毛の男が見てくる。どうしてやろうか、こいつ。そう思う俺に男は近づくとAさんの手を引っ張った。離さまいと対抗する俺はAさんを更に力を込めて抱きしめる。
何を言おうが渡さない。そう思っている俺に対して男が言った。
「姉さんの細い腰が折れちゃうんで、離してもらえません？」
em「……………は？」
思わず固まる俺から奪うと、男はAさんを抱き寄せて敬礼の様なポーズをして言った。
shp「どうも、ショッピです。家の可愛い可愛い姉さんを攫った男を見に来てやりました。」
『ショッピ…!!すみません、エーミールさん。弟のショッピです…。連絡が無かったので遅いのかと思って夕飯に誘ったんです…。』
em「……おと、うと？」
頭の中身が再び真っ白になった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1043人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
及川徹☆エミさん好きのm - 最近エミさんを好きになったんですが主さんの見てもっと好きになりました！ エミさん( ´ཫ`)尊い.............. (4月28日 21時) (
レス) @page25 id: 43aa5fa374 (このIDを非表示/違反報告)
凍てつく闇(プロフ) - 異世界emさんがこんなに可愛いだなんて…!?めちゃくちゃご褒美でしかない!!素敵な作品を投稿して下さってありがとうございます!!!全力で応援させていただきます!! (2023年1月21日 5時) (レス) @page40 id: 3f523e7c04 (このIDを非表示/違反報告)
アンバ(プロフ) - emさぁん！！作者様の作品大好きっすマジで助けて(？)頑張って下さい！応援してます！ (2021年6月14日 17時) (レス) id: 04b4947088 (このIDを非表示/違反報告)
ネット(プロフ) - あぁ！昔見て好きだって思ってもう一回見たくなっちゃって見に来たんですけどやっぱり好きです！ (2020年10月10日 21時) (レス) id: 89f0f7a680 (このIDを非表示/違反報告)
なのもち(プロフ) - 大好きです！待ってます。 (2020年4月14日 21時) (レス) id: b3104d6996 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鏡
| 作成日時：2020年2月21日 17時
