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『んふふふ、よし!始めるぞ、トントン！』
tn「マジでやるんですか？中に人は？」
居ない、確認済みだ。というAとトントンは既に脱出済みだった。そして今は、研究施設を見渡せる広い山頂に立っていた。あの後、動きが余り早く無いトントンを横抱きして脱出したAは脱出途中で強力な爆弾を大量にばら撒いて研究員達に警告したのだ。『今からこの施設は爆発する。』と。勿論、粗方加工した音声は抹消したので調られる心配も無い。
tn「本当に、此処を破壊すれば研究は止められるんですね？」
『ここまで莫大な予算をかけるほど国に余裕は無い。それに、この国が戦争をするはずないさ。他国もクズで弱い国家ばかりだからな。』
tn「王女様、口が悪いですよー？」
『別に良いだろ？俺とお前しか居ないんだからな。さぁ、トントン。お前の恨みをぶつけてやれ。』
そう言って赤いスイッチを渡す。渡されたトントンは、微笑んで迷いなく押した。
麓から幾つもの爆発音が聞こえた。
黒煙が登り、炎が見えた。
それを見て、Aは満面の笑みを出す。トントンも愉快そうに笑っていた。
黒煙が高く高く登った頃、ようやくAが溢れんばかりの笑みを浮かべ口を開いた。
『よし!帰るぞ、トントン。まず、戻ったら俺の専属メイドと執事に説明してお前の見た目を綺麗にする。そして、お前はメイドと執事達に紛れて帰る。そして、俺がお前の事を親父に気に入ったと説明してお前は俺の執事兼護衛だ。』
tn「そんな上手く行くんですか？」
『大丈夫だ。親父はちょろいから。』
笑って言うAに安心するトントン。安心していたが為に気づかなかった。
『親父はともかくグルッペンの説得だよな…仲良くするように言っとかないと…。』
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ぱぁ - Mエミ最高です…！一ヶ月に二回は読みにきてますw (2020年8月19日 15時) (
レス) id: 3f15dcefd5 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - リクエスト、お答えしてくれてありがとうございます！凄い面白かったです！続編も頑張ってください (2020年3月1日 8時) (レス) id: 98e981bcd0 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - 鏡さん» ありがとうございます！楽しみにしてます！ (2020年2月25日 6時) (レス) id: 98e981bcd0 (このIDを非表示/違反報告)
鏡(プロフ) - 階梯さん» 初コメありがとうございます!リクエストお受け致します!!トントン編が終わるまで暫しお待ちを!! (2020年2月24日 21時) (レス) id: 8609e55ade (このIDを非表示/違反報告)
鏡(プロフ) - 南雲さん» ありがとうございます!がんばります (2020年2月24日 21時) (レス) id: 8609e55ade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡
| 作成日時：2020年2月13日 11時
