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振り下ろされた剣を手で握りしめる。手から血が垂れていく。強く握りすぎたか。まぁ、エーミールが殺されないだけ良しとする。俺は、勢いよく豚を蹴り飛ばす。
グルッペンが豚の父親と元婚約者を。
トントンが豚の母親の首に剣を突きつける。
『落ち着け、お前達。血が出ただｋ「終わりですね。」エーミール？』
俺の前にエーミールが出る。その目を見て、俺は息を呑んだ。色素の薄い瞳は先程よりも冷たい色をしていた。
「wrwrd国憲法が一つ国家反逆罪。国王及び王家に武器を向けた者、殺した者、傷をつけた者はどんな階級であろうと絞首刑又は国外追放とする。」
そう静かに言うと柔らかく微笑んだ。
em「A様を傷つけたんです。死んで地獄に堕ちてください。」
☆☆
その後、豚共は当然の如く衛兵に確保された。まぁ、親父達は非常に怒っていたけど絞首刑にはするなとだけ告げておいた。
そして今、なんだが…
em「申し訳ありません、A様ぁぁ!!!」
これだ。さっきからエーミールがひたすらに謝り続けている。
em「どんな罰でも受けます!鞭打ちでも何でも‼A様の部下という権利を外されるのだけは勘弁ですが!!!痛みだろうと何でも!!」
『いや、罰など無いから落ち着け。あれは豚共が行った事だ。お前には関係無い。』
tn「エミさん、落ち着け…。」
gr「そうだゾ、エーミール。A様が許してくれると言ってるんだからよしておけ。」
em「しかし…!私なんかを庇われて怪我をなされたんです!!絶対に『エーミール。』…？」
立つように命じ従ったエーミールの首元をぐっと引っ張って顔を近づける。ボンッと音がしそうな程赤くなったエーミールに言う。
『私なんか、と言うな。お前は才能の塊だ。だから俺の犬になった。只の無能を犬にするほど俺は優しい訳じゃねぇ。それに、だ。』
ー自分を無能だと貶す様な奴は嫌いだ。
これを言うと大概グルッペンもトントンも泣いた様に謝りだす。‘’嫌い‘’って言葉はパワーワードなんだよな。まぁ、その後は引っ付いて面倒くさいが‥。そう思い、エーミールを貶す様に見ると
♥100がとてつもないスピードで上がっていた。
は？何でこいつ数字上がってんだ？
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ぱぁ - Mエミ最高です…！一ヶ月に二回は読みにきてますw (2020年8月19日 15時) (
レス) id: 3f15dcefd5 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - リクエスト、お答えしてくれてありがとうございます！凄い面白かったです！続編も頑張ってください (2020年3月1日 8時) (レス) id: 98e981bcd0 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - 鏡さん» ありがとうございます！楽しみにしてます！ (2020年2月25日 6時) (レス) id: 98e981bcd0 (このIDを非表示/違反報告)
鏡(プロフ) - 階梯さん» 初コメありがとうございます!リクエストお受け致します!!トントン編が終わるまで暫しお待ちを!! (2020年2月24日 21時) (レス) id: 8609e55ade (このIDを非表示/違反報告)
鏡(プロフ) - 南雲さん» ありがとうございます!がんばります (2020年2月24日 21時) (レス) id: 8609e55ade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡
| 作成日時：2020年2月13日 11時
