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一通りやることをメイドさんにやってもらい、朝になる。
屋敷へ行けば、やはり騒がしかった。まぁ、朝起きれば王女が居ないなんて驚くし騒ぐよな。
「A様…!何処に行って居られたのですか!朝起きれば貴女様が居らず大変探しました…」
豚と父親が近寄ってくる。
さぁ、
現行犯で逮捕しようか。
『近寄らないでくださいます？』
低めの声で言えば、ピタリと足が止まる。
「あ、あの…A王女様？」
俺の態度に怯えた様な表情を見せる婚約者事豚共に笑顔で言う。
『大変申し訳ございませんね？ですが、貴方との婚約は破棄させていただこうと思いまして』
何の前触れも無く、いきなり叩きつけられた言葉に驚く一家。こりゃあ、身ものだな。豚が驚いた顔は面白い。
「え、今‥何と？」
『婚約を破棄させていただきます。』
「も、もしや息子が何かをいたしましたか!?それならば否を詫ます。一体何をしたんでしょうか?!」
そう言ってアワアワとする豚。息子豚の方も慌てた様子を見せる。いえ、息子さんのせいだけではありませんよ。と言葉を告げる。
『あんなクソまずい紅茶を出され、終始ベタベタと手を触られ、情報漏洩が酷すぎる婚約者なんていりませんから。』
「え、どういう……」
困惑した様子の一家を前に、俺は出ておいで。と命じる。そうすればグルッペン、トントン。そして、新品の服を着て見違える様になったエーミールがやってくる。
夜、車内の風呂で綺麗に洗い、髪を切ってもらい新品の服を着させたのだ。メイドさんも執事も俺直属の部下だからな。城の中では、親父にこき使われてた奴を俺のものにすることも多い。給料も休暇も公務員ばりだぞ？
エーミールを見て豚共は驚いた悲鳴に近い声をあげた。何でお前が此処に居るとエーミールの旧名を叫ぶ。しかし、エーミールはにっこりと微笑んで居る。きっと、発言せぬ方が良い。俺の指示があるまで控えてるんだろう。良く出来た犬だ。
『エーミール。喋っていいぞ。俺よりも言いたい事がたくさんあるだろうからな。』
em「ありがとうございます、A様。」
微笑みながら上機嫌に音符マークが出る。しかし、直ぐ様怒りマークへと変わった。
面白いぞ、こりゃあ。
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ぱぁ - Mエミ最高です…！一ヶ月に二回は読みにきてますw (2020年8月19日 15時) (
レス) id: 3f15dcefd5 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - リクエスト、お答えしてくれてありがとうございます！凄い面白かったです！続編も頑張ってください (2020年3月1日 8時) (レス) id: 98e981bcd0 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - 鏡さん» ありがとうございます！楽しみにしてます！ (2020年2月25日 6時) (レス) id: 98e981bcd0 (このIDを非表示/違反報告)
鏡(プロフ) - 階梯さん» 初コメありがとうございます!リクエストお受け致します!!トントン編が終わるまで暫しお待ちを!! (2020年2月24日 21時) (レス) id: 8609e55ade (このIDを非表示/違反報告)
鏡(プロフ) - 南雲さん» ありがとうございます!がんばります (2020年2月24日 21時) (レス) id: 8609e55ade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡
| 作成日時：2020年2月13日 11時
