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「何故…貴女様が奴の事をご存知なのですか⁉」
『奴とは何故です？貴方の弟君でしょう？』
そう言うと突然顔を赤くさせて立ち上がる。
おおー、豚が突然立ち上がると見事な芸だわ。
「あいつは弟なんかじゃ無い…！あんな呪いじみた奴、この私と血が繋がっている訳無いでしょう？！」
いや、見た事ねぇから知らねえよ。と言いたいところだが、取調べでの基本的な自白の進め方として良い方法があるのだ。
『そうですね、フィー様。でも、私はフィー様の婚約者。私はフィー様の色々な事を知っておきたいのです。ねぇ、私に見せてくださいませんか？呪いの子を。』
上目遣いで体を近づけて頼む。これ、知り合いのハニートラップ女が良くやってたんだよな。こんなんで効くのかだが、結構効くんだよ。男って単純だからな。
でも、流石に超重要機密をやすやすとは流石の豚でも
「分かりました！ですが御内密にお願い致しますね？！婚約者である貴女様の為に行くのですから！」
そう言って鍵を取ってきます!と顔を真っ赤にさせてダッシュして屋敷内に戻って行った。
………豚って案外走ると速いもんだな。
gr「…A様、あの豚をカレーの具材にでもするべきかと思うんだゾ。いや、野良犬の餌にでもするべきか。」
グルッペンがダイヤの剣を抜きながら言う。先程から怒りマークが酷かったもんな。
tn「A様、手を。」
そう言ってトントンは、俺の手を真っ白な布巾で吹き、ドレスを汚い物でも見えてるかのように払いのける。一応言うと力が強いんだが？
tn「如何せんもって距離が近かったんや。あんな豚野郎に近づいては、俺等のA様が汚れてまう。グルさん、ほんまに犬の餌にでもしてまおうか。」
トントンは案外怖い。面倒くさくは無いが、時折本当に怖いのだ。
しかし、
tn「これで大丈夫ですよ、A様。」
『ありがとう、トントン。』
そう言って頭を撫でれば
♥910
とてつもなく、チョロい。
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ぱぁ - Mエミ最高です…！一ヶ月に二回は読みにきてますw (2020年8月19日 15時) (
レス) id: 3f15dcefd5 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - リクエスト、お答えしてくれてありがとうございます！凄い面白かったです！続編も頑張ってください (2020年3月1日 8時) (レス) id: 98e981bcd0 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - 鏡さん» ありがとうございます！楽しみにしてます！ (2020年2月25日 6時) (レス) id: 98e981bcd0 (このIDを非表示/違反報告)
鏡(プロフ) - 階梯さん» 初コメありがとうございます!リクエストお受け致します!!トントン編が終わるまで暫しお待ちを!! (2020年2月24日 21時) (レス) id: 8609e55ade (このIDを非表示/違反報告)
鏡(プロフ) - 南雲さん» ありがとうございます!がんばります (2020年2月24日 21時) (レス) id: 8609e55ade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡
| 作成日時：2020年2月13日 11時
