前前世も前世もある彼女は平和の象徴でした!? (ページ36)

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ヒーローにページ36

ヒーローチームWIIIN！!

俺には幼馴染が2人いる。1人は無個性で石っころのデク。もう1人は白石A。俺は小さい頃からやれば何だってできた。周りの奴は俺を凄いと褒めていた。

爆「知ってるか?イズクってデクって読めるんだぜ!」

モ「かっちゃん、字読めんの?スゲー!」

爆「んでもってデクってのは何もできない奴の事だ!」

出「やめてよぉ」

何で知らねぇの?

モ「かっちゃん何回跳ねた?」

爆「7回だ!デクは?」

「0回‥」

何で出来ねぇの?

先「勝己くん、凄い個性！ヒーロー向きな派手な個性ね!」

あ、そうか。俺とAが凄いんだ。

モ「なぁ、知ってるか?デク、個性無いんだって」

モ「無個性っていうんだって!」

デクがいっちゃん凄く無い。

なのに。

『デクってなんか頑張れって思えるよな!!』

『イズク、大丈夫か?』

『イズクぅ!遊ぼぉ!!』

『かっちゃん!イズクを虐めるな!』

何でデクにばっか構うんだよ。そう思ってた。

無個性なのに

そう思ってた。なのに、デクは個性があった。俺等を騙してた石っころに勝ってAを守れるって証明したかった。俺にはAを守れるヒーローに成れるって証明したかった。だから、デクに挑んだ。

だけど、負けた。

デクに挑んで負けた俺にはAを守る事なんて

爆「俺‥完全デクに負けて‥」

『かっちゃん』

立ちすくんだ俺の元にやって来たのもAだった。

かっこ悪かった。俺にはAを守れはしない。

Aは俺がヒーローを目指した理由なのに

小さい頃からAは何時も笑ってて俺のそばを付いて回って。俺はいつからだかその笑顔を守りたかった。だから、オールマイトやレイようなヒーローを目指したのに。

爆「A！俺はいつかヒーローになってAを助けてやるからな!」

『じゃあ、かっちゃんが私を守ってくれるなら私もかっちゃんを守るからな!』

だからだったのに。俺は。