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彼女の言う通り、本当はずっと自信がなかった。彼女の力になれているか、不安だった。
でも、これ以上の言葉があろうか。一人になって、初めは右も左も分からなかったけど、それでも——。
「お礼を言いたいのは俺の方ですよ」
ベンは照れ隠しにもう一度ルアナを背負い直した。
「俺こそ、ありがとうございます。」
「…ふふ。君は強いね。みんな、私の部下は強い。強い子たちばっかりで、負けちゃうよ」
「いいんじゃないですか。たまには負けてくださいよ」
「もうベンには完敗だよ」
二人の口元から小さく笑みが溢れる。
ハンジやリヴァイ、ユーリたちとはまた違う。
この四年間、二人三脚で走ってきたのだ。上官と副官。皆が思うよりもずっと強い絆がそこにはある。そういう絆がいくつもいくつも絡み合って、そうしてかけがえのない�狠膣岫瓩砲覆辰討い�。
「みんな、無事だといいですね」
「……うん。信じよう。みんな強いから、きっと……」
「…はい」
でもそれを、敵は容赦なく簡単に壊していく。
「出口が見えてきました。建物から出たらすぐに立体機動で壁を目指します。…俺、そんなに得意じゃないんで…、少し不安定なのは目瞑ってください」
「うん。心配してないよ」
「はい。必ず兵長のところに————」
それが壊される瞬間は、突然だった。
《うおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーー！！！！》
「ぁ…………」
壁から離れた本部にも恐ろしいほどの戦慄とともに届いた叫び。
彼らが最後に見たのは、互いの瞳に映る恐怖に引き攣った自分の顔と、天井から崩れ落ちてくる瓦礫。そして——。
「っ、ルアナさん！！！」
あたりを照らす、いくつもの眩い金色の光だった。
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なぎさ(プロフ) - 何回も見返すほど大好きです！！更新楽しみにしてます！ (11月21日 13時) (
レス) @page33 id: 548ee16a42 (このIDを非表示/違反報告)
春花(プロフ) - こちらのシリーズとっても大好きでいつも更新を楽しみにしてます‼︎完結まで頑張ってください、完結まで応援させてください‼︎ (11月5日 16時) (レス) id: 27efe983cc (このIDを非表示/違反報告)
ああ - このシリーズ大好きですっ (10月11日 23時) (レス) @page11 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - ずっと応援します‼︎大好きです！ (10月10日 15時) (レス) @page11 id: 0f2e86f85b (このIDを非表示/違反報告)
おむすび(プロフ) - このシリーズマジで面白くて大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (8月9日 21時) (レス) @page1 id: 5b99419290 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこもち
| 作成日時：2023年8月2日 9時
