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それでもここで立ち止まるわけにはいかない。
アルミンはぐっと歯を軋ませ、皆の前に立った。
「残念だけど仕方がない！ジークとエレンが世界を救うためだ。僕たちもイェーガー派に加わり、二人の接触を支援しよう——！」
その時だった。
「え………？」
アルミンと向き合っていたミカサ、コニー、ジャン、ユーリが一斉にブレードに手をかけ、臨戦態勢を取ったのだ。彼らはアルミンの背後を険しい顔で睨みつけている。
その視線を追うようにアルミンが後ろを振り返ると、背中を向けていたイェレナが、それはもうここまで歪めるかというくらい顔を酷く歪め、アルミンを見下ろしていた。
人には思えぬ悪魔のような形相にアルミンは思わず息を詰まらせた。
じりじりとミカサたちの手にも力が入る。下手に動いたら殺す、とミカサの眉間がますます深く寄せられたが、それは叶わなかった。
一体なんだったんだというくらいにスンと表情を元に戻したイェレナは「エレンとジークを助けてください。信じていますよ」とにこやかな笑みを浮かべて、そのまま建物の中に入っていったのだ。
「なんなんだ、あいつ……っ」
コニーは訳分からないと言った顔でイェレナが消えていった扉を見つめる。
「今ここであいつをどうこう言っても仕方ない。行こう」
皆がユーリの言葉に頷き、アンカーを刺して飛び立とうとした時、
「ユーリさん、」
今まで皆の後ろでじっと動かなかったベンがユーリを呼び止めた。「どうした」とユーリが声をかけると、ベンは静かに翡翠色の目を見つめ返した。
「俺、やっぱり————。」
21 -Older Brother and Younger Brother-→←19
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なぎさ(プロフ) - 何回も見返すほど大好きです！！更新楽しみにしてます！ (11月21日 13時) (
レス) @page33 id: 548ee16a42 (このIDを非表示/違反報告)
春花(プロフ) - こちらのシリーズとっても大好きでいつも更新を楽しみにしてます‼︎完結まで頑張ってください、完結まで応援させてください‼︎ (11月5日 16時) (レス) id: 27efe983cc (このIDを非表示/違反報告)
ああ - このシリーズ大好きですっ (10月11日 23時) (レス) @page11 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - ずっと応援します‼︎大好きです！ (10月10日 15時) (レス) @page11 id: 0f2e86f85b (このIDを非表示/違反報告)
おむすび(プロフ) - このシリーズマジで面白くて大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (8月9日 21時) (レス) @page1 id: 5b99419290 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこもち
| 作成日時：2023年8月2日 9時
