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度重なる会議や犠牲となった兵士を弔う式など、全てがひと段落した頃には、ウォール・マリア奪還からひと月が過ぎていた。
この時には奪還成功の熱が少しずづ冷め、調査兵団の幹部会議では次の段階へと話が進んでいた。
「――ということだ。まずはウォール・マリアの安全宣言を出したのち、ウォール・マリアの外、つまり真の意味での壁外調査を予定している。」
「それまでに人員の確保は間に合いそうなのか？ハンジ」
「そこは間に合わせるさ。今後のことも考えると、いつまでも所属兵が11名じゃ何もできないしね」
ハンジは笑いながらそう言い、手元の資料をトントンと揃えた。
「ま、今後のことは私とユーリで何とかするよ。リヴァイは新兵を鍛え上げてくれ」
ただし辞めさせるなよ？とハンジが最後に釘を刺し、その日の会議は終了した。
幹部といっても生き残った大人はハンジ、リヴァイ、ユーリ、ベンの4人しかいない。会議が終わり、団長モードから解き放たれたハンジがユーリとベンに泣きつく光景ももうすっかり慣れてしまった。
「はぁ……、やることが多すぎる…」
「お疲れ様です、ハンジさん」
「あぁ、ユーリもね…。慣れない業務も多いだろう」
「えぇまあ。でも一時期ルアナさんの仕事を請け負っていたことが功を奏したって感じですかね」
「あの時のユーリさん、副団長のこと追い出してましたからね」
「こらベン、副団長はもうルアナじゃないぞ？」
「あ…、すみません」
ハンジの突っ込みにベンが頭を掻きながら軽く謝る。どうも彼は亡きルアナの副団長呼びがまだ抜けないらしい。
「あはは。いいっすよ、ハンジさん。こいつ全然直す気ないんで」
「ちょっ、ユーリさんっ！」
それにユーリが笑ってからかうまでがワンセットだ。
だがその日は珍しくリヴァイがその会話の中に入ってきた。
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あかまる(プロフ) - 素敵な作品で終盤はずっと泣いてました…。この作品に出会えてよかったです。ありがとうございます。 (12月31日 10時) (
レス) @page32 id: eb52eba48a (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 最後めちゃくちゃ泣きました。面白かったです！！ (9月8日 23時) (レス) @page33 id: d425432768 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - めちゃくちゃ泣きました…… (2023年4月3日 0時) (レス) @page32 id: f171f4e286 (このIDを非表示/違反報告)
かりおすとろ(プロフ) - 細かいキャラ設定、原作への忠実さ、どれも素晴らしく、キャラクター・作品への愛が非常に伝わってきました。とても素人は思えぬ構成とキャラ設定、まるで公式作品を読んでいるようでした。結末も原作らしくて好きです。素晴らしい作品をありがとうございます。 (2023年3月31日 23時) (レス) id: 33ef6f580f (このIDを非表示/違反報告)
輝音翔(プロフ) - この作品何回も読み返すぐらい好きでまさかの続編ですか。ありがとうございます！とても素敵な作品の続きが見れるなんて… 応援してます！頑張ってください！ (2023年3月22日 20時) (レス) id: 0627dd355a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこもち
| 作成日時：2022年9月10日 8時
