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調査兵団の今の息苦しさはいつから始まったのだろうか。
ルアナが入団した当時はもう少し風通しが良かったような気がする。
壁外調査で成果が出ない度にどよんだ空気が溜まり、それが十何年と蓄積され、まるでこびりついて取れない汚れのようだ。
ただ最近はウォール・マリア奪還に希望が垣間見え、少しずつ活気ある昔の雰囲気に戻ってきているようにも感じる。兵士も増え、人類の勝利まで手を伸ばせば届きそうなところまで来た。
加えて車椅子だったルアナも順調に回復してきている。それも少なからず兵団内の、特に幹部層の雰囲気を明るくしている要素の1つだろう。
またルアナもルアナで、前までの仕事仕事という姿勢を見直し、そうした雰囲気作りも疎かにしないよう反省した。
上層部があれだけピリピリしていては、そりゃ兵団の空気も悪くなるに決まっている。そこら辺はまだまだ改善の余地があると今の兵団組織にも問題は山積みなのだ。
「さてと、」
まだ完全に回復していない身体のせいで単なる事務作業でもいつもの倍は時間がかかる。やっとエルヴィンとユーリから仕事する許可が下りたのだ。時間はかかろうともこれ以上溜めるわけにはいかない。
ルアナは控えめに積み上げられた書類に今一度目を向け、「よし」と意気込むのだった。
＊
そして2週間後、やっと松葉杖なしでも歩けるようになったルアナは少しずつ立体機動の訓練を開始していた。
誰もいない副団長室。
暖かな日差しが差し込む窓辺のデスク。
その左端には、柔らかに微笑むルアナと仏頂面のリヴァイが小さな額縁の中で寄り添うように肩を並べているとか。
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ミカ(プロフ) - 結婚おめでとう！！！ (2022年6月13日 1時) (
レス) @page3 id: 890192da02 (このIDを非表示/違反報告)
chi(プロフ) - やっと婚約〜〜〜(T^T)ここまで長かったね。嬉しいよリヴァイ(T^T) (2022年6月13日 0時) (レス) @page3 id: 82ac895d5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこもち
| 作成日時：2022年6月12日 8時
