惚れたら負け☆Final【緑】２

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A「どうしたの、そんなに甘えて」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


忠義「ん〜？」


A「なんかあった？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


忠義「んーん。な〜んもない」


A「…………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


忠義「ただAとおりたいだけ」






これ、はたから見たら夫婦に見えないよね


私でも恋人にしか見えない




でも、そんな忠義は


私の大事な旦那さんなの



立派なパパな、はず(笑)





忠義「ぎゅーってしたい」


A「今してるじゃない」


忠義「そーやなくて、ぎゅーってして寝たい」


A「だーめ。忠明と実優いるでしょうが」


忠義「…………」


A「ほんと、どうしたの」ｸｽｸｽ


忠義「今日だけさ、忠明たちベビーベッドじゃあかん？」


A「え〜？」


忠義「やって、全然ぎゅーして寝てへんやんか〜」





忠義のぐずりは天下一品



なんとしてでもぎゅーして寝たいと


私の腰に抱きついて離れようとしない





A「もう…」


忠義「…………」ｷﾞｭｩｩ


A「しょーがないな」


忠義「ほんまに？」


A「4人で寝たい言ったくせに」


忠義「そーゆー日もあんねんて」ｷﾞｭｩｩ


A「ほら、もう寝よ」


忠義「おん！」ﾆｺｫ







可愛いやつ。






それで結局、



忠明と実優を寝室のベビーベッドへ移して


私たちもベッドにもぐり込む





忠明、実優、ごめんね(笑)


今日はパパのわがまま許してあげて





忠義「…………」ｷﾞｭｩｩ


A「…………」


忠義「久々すぎるなぁ、これ」ｷﾞｭｩｩ


A「うん」


忠義「んふふ、幸せや〜」ｷﾞｭｩｩ





忠義の言うとおり、


こんなに近くで寝るのは久しぶりで



私もなんとなく恥ずかしい





忠義「忠明と実優がおっきくなったら、またこーやって寝てな？」


A「忠義が寝たいだけでしょ」ｸｽｸｽ


忠義「Aも同じなくせに〜」ｸｽｸｽ


A「うるさい」


忠義「んふふ。ツンデレなママちゃんやな〜」ｷﾞｭｩｩ






やり返してやろうかと顔を上げると、


明らか寝落ち間際の忠義




忠義「ふわぁ〜」


A「ふふ、」


忠義「おやすみ〜、A」


A「おやすみ」






がっちりと私を抱きしめたまま


眠りに落ちた忠義





ほんと、憎めない

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