∞６３ ページ18
寝室からリビングに降りると
静か〜にカレーを食べる忠明と実優
忠明「ままっ。ぱぱは？」
実優「ぱば大丈夫なの？」
A「大丈夫よ」
忠明と実優の前に座って
2人の頭をそっと撫でる
これ、けっこう効くんだ
不安なときに
いつも、忠義がやってくれてたこと
A「パパは大丈夫。2人が笑ってないとパパも元気にならないよ？」
忠明「うんっ」
実優「おやすみのひ、あそべる？」
A「うん」
無責任な、"うん"だった
忠明と実優を寝かせ
いつもは隣に忠義がいる中つける家計簿を1人でつけて
家の中の電気を消して
寝室に入る
忠義の気持ちよさそうな寝息は
聞こえない
忠義「んぅ…っ……」
A「…………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
お腹が痛むのか
体を曲げて、顔も歪ませて
低く唸る忠義
心配で、心配で、
いてもたってもいられなくなる
いつもみたいにそっと抱きしめるけど
それでも忠義が痛そうにしてるのは変わらなくて
A「忠義……」
そっと頭を撫でるけど
私はあまりにも無力で
なんだか自分が情けなくなった
結局その夜は寝られず
忠義「…っ……うぅ…」
忠義の声が低く落ちるたびに
そっと背中や頭を撫でることしか出来なかった
朝が来て
浅い眠りを繰り返してたせいで
激眠状態のまま、朝ごはんを作る
忠明と実優は、
リビングに来ても忠義の姿がなく
私も起こしにいこうとしないのを見て
不安なかげりが見てとれる
A「今日はパパおやすみ。」
忠明「かえったらげんき？」
A「になってるといいね」
実優「じゃあようちえんでぱぱがげんきになるもの、つくってくる！」
忠明「ぼくも！」
A「ふふ、パパもきっと喜ぶよ。さ、はやく食べて」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
朝になってもまだ痛そうで
忠明と実優を幼稚園に送ったあと
寝室に入って、ベッドの脇にしゃがんだ
A「忠義…、」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
忠義「……A、？」
A「うん、…」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
忠義「……泣きそう」
A「…………」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
うっすらと目を開けた忠義は
すぐに私が泣くのを堪えてることを見抜いて
忠義「そんなAちゃんには、おはようのちゅーやね」
今日も変わらず
甘い甘い、おはようのキス
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みきりん(プロフ) - ちいさん» ありがとうございます！受験勉強でメンタルやられた時に戻ってきてました(笑)今まで書きだめでたものを公開しました。もう少しで受験も終わるので、また定期的に更新できるまで、頑張ります！ (2018年1月30日 0時) (
レス) id: 6258d2f998 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - お久しぶりです。受験頑張って下さい。めっちゃ続きも気になります笑笑 (2018年1月29日 16時) (レス) id: ece8a2cdde (このIDを非表示/違反報告)
たぁらぶ - ほんと楽しみにいつも最新まってます！頑張ってください！ (2017年7月27日 21時) (レス) id: fd4532d72b (このIDを非表示/違反報告)
∞たちエイト∞ - みきりんさん» 受験頑張ってください！！応援してます！！ (2017年4月3日 16時) (レス) id: 9c8954c406 (このIDを非表示/違反報告)
裕彩 - みきりんさんも受験生なんですね！私も受験生なので一緒に頑張りましょうね(笑) 勉強の間に癒しとして読ませてもらいます＊ (2017年3月31日 22時) (レス) id: 91c84f384e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みきりん
| 作成日時：2017年2月25日 7時
