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どこかキラキラした瞳で見つめてくるAから轟は目が離せなかった
美味しいものを食べてか、少しこの場に慣れたのか少し高揚してるようにも見える
「誰かを笑顔にできる、優しい個性だと思う。炎も力強いのにあったかそうで、轟の個性は…怖くない」
「！」
憎み続けて拒絶して、見返すためだけに今まで個性を使ってきた
敵を倒すための手段としか思っていなかった
それ以外の使い方もあるのだと最近知った
心を通わせるために
誰かの役にたつために
誰かを、守るために
「キラキラ舞ってて本当に綺麗だった」
「それは、切島が俺の氷を削ったからだろ」
「でも、氷は轟の個性だあんだけ大きくて綺麗なら見つけられると思った」
いつになく饒舌でまっすぐ見つめてくる瞳は本当に宝石みたいで、今まででいちばん綺麗だった
「もし、またあの場所に戻ることがあっても…氷が見えたら迷わず手を伸ばしたい、、って…思う…気がする……」
それは、轟がAにとって助けてくれる人であるということ
頼られている
信用されてる
それが分かるから轟は右側が炎熱になったのかというくらい急に熱くなって驚いた
まるで父親の個性になったかのように全身が熱を帯びていた
胸の奥底から湧き上がるのは喜びだ
自分の紡いだ言葉に眉間に皺を寄せどんどん顔を赤らめ俯いていったA
耳まで真っ赤にしたその様子は俯いてしまって分からないが
「(あぁ、笑顔だったら…もっとよかったな)」
そう思ってしまう
だって、
まだゴールではないから
あの最低な夜を抜けて
やっと出会えて ここまできた
暗い瞳が明るくなり
ようやく少し前を向いてくれた
ここがきっとスタートライン
「戻る事なんてぜってーねぇけど、迷ったら標にしてくれ」
この個性がAを安心させてあげられるなら
いくらでも君のために使おう
「俺は、いつだってお前の味方でいてぇ」
「……うん」
君が心から笑えるように
前をみて堂々と歩いていけるように
「いやぁ。熱いですねぇ…」
「……」
二人の世界に入ってる若人を、見守りながら
温田はそう言ってツナハムサラダのクレープを頬張る
その瞳は細めれ穏やかな表情であった
Aの初めての文化祭がゆっくり、暮れていく
「また一緒に飯食おうな」
「……うん」
．
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みけいぬこ(プロフ) - 結華さん» コメントありがとうございます！こちらは男主人公として少し甘い感じで進めて行こうと思っています！（すっっごいBLにはならないと思うのですがカップリングとしては轟落ちです）優しいコメント嬉しいです。更新頑張っていきます！ (2022年9月12日 17時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
結華 - ほんとに、、本当に好きです…！！これから轟くんと主人公がどうなっていくのか楽しみです！！！ (2022年9月12日 11時) (レス) @page50 id: e2320a25d7 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 華さん» コメント＆見ていてくださってありがとうございます！！！！嬉しい！その言葉でお疲れも吹っ飛びます( ˃ ᵕ ˂ )これからも楽しんでいただけるよう聞いていきますね！ (2022年9月6日 23時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 更新お疲れ様です‼︎作者様の作品全部大大大好きで毎日見てます‼︎👀これからも頑張ってください！！！！ (2022年9月6日 19時) (レス) id: d1e7a9b3ce (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - せつなさん» コメントありがとうございます！読んでいただけてるの凄く嬉しいです！！疲れも飛んできますね( ᵒ̴̶̷̤ ᵒ̴̶̷̤ )✧*。完結まで書ききりたいと思います！ (2022年9月5日 23時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年8月18日 11時
