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切島の声に合わせて予定通り氷結でステージにまで届く長い氷の橋をかける。そこに麗日が個性で観客やメンバーを浮かせ皆プラン通りに場を盛り上げていく
練習通りであり練習では想像しかできなかった大歓声と熱気が全身を刺激する
ひと仕事おえ後はフィナーレまで右の微調整をするだけだからと轟はAを振り返った
「！」
壁に背中を張り付かせて
目を見開いてポロポロ涙を流すAがそこにいた
階下を照らす照明に反射し碧の瞳がオパールのようにキラキラ輝く
少し高揚してるのか頬が赤くなっている
その姿に一瞬、轟は息が詰まった
「な、んで…泣いて……氷の欠片当たっちまったか…？」
「何でそうなるんだ！！」
素で怪我の心配をしている轟に思わず瀬呂は突っ込む。この大音量の中でも引けを取らない声を出してしまったのできょとん顔になったAと轟に視線を向けられ居心地悪そうにため息を吐く
「ったく、なんだこの天然…A、こんなライブとか初めてなんだろ。怪我の心配もいいけど傍で一緒に観てやれよ。もうこの後出番もないだろうし」
そう言って軽く轟の背中を押す
感動して言葉も出てないってことに気づけにぶろきめ。と心の中で呟いた
いいのか…？という視線を向けてくる轟にしっしっと虫を払うような仕草をして瀬呂は切島の頑張りを視界に入れ階下に意識を向ける。目の端にそっと寄り添う轟が見えるが無視だ
「(性別とか関係ねーわ、あれは…やべぇ)」
声もなく涙を流すAがスポットライトを浴びてないのに輝いて見えた瀬呂
誰かの(しかも男の)感涙がこうもグッと来ることなんてあるのだろうか(いや、ない)
「(あーやべー轟絶対自覚ねーよなー。あー轟だから成立する関係なん？なら納得だわ)」
会場は耳郎のソロパートとなり一瞬にして静寂が辺りを包み込む。ステージにスポットライトが集中し耳障りのいい声が音を奏でる
パフォーマンスを見て感動してくれたというのは一目で分かった。耳郎の言葉がAの心にもっと響けとも思う
そこに関しては内心いいものを作り上げた自信があるから嬉しく思う。しかしそれと同時に初対面の、しかも男の心動かされた表情に男の自分が心動かされたというのは複雑な気持ちだった
「ヤオモモも小大さんも綺麗だと思ってたけど…あー、そこと比べてる時点でやべーよなー」
瀬呂は内心悶々と考え込みながらステージや空中での危険がないか目を光らせ必要そうな箇所にテープを射出に専念した
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みけいぬこ(プロフ) - 結華さん» コメントありがとうございます！こちらは男主人公として少し甘い感じで進めて行こうと思っています！（すっっごいBLにはならないと思うのですがカップリングとしては轟落ちです）優しいコメント嬉しいです。更新頑張っていきます！ (2022年9月12日 17時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
結華 - ほんとに、、本当に好きです…！！これから轟くんと主人公がどうなっていくのか楽しみです！！！ (2022年9月12日 11時) (レス) @page50 id: e2320a25d7 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 華さん» コメント＆見ていてくださってありがとうございます！！！！嬉しい！その言葉でお疲れも吹っ飛びます( ˃ ᵕ ˂ )これからも楽しんでいただけるよう聞いていきますね！ (2022年9月6日 23時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 更新お疲れ様です‼︎作者様の作品全部大大大好きで毎日見てます‼︎👀これからも頑張ってください！！！！ (2022年9月6日 19時) (レス) id: d1e7a9b3ce (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - せつなさん» コメントありがとうございます！読んでいただけてるの凄く嬉しいです！！疲れも飛んできますね( ᵒ̴̶̷̤ ᵒ̴̶̷̤ )✧*。完結まで書ききりたいと思います！ (2022年9月5日 23時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年8月18日 11時
