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「(ようちゃん先輩はともかく…御幸先輩は騙した人なのに)」
ちょっと彼が可哀想だなとAが思っていると片岡監督の爆弾が更に投下したのだった
「それからこの男と同室の上級生2人、そしてどさくさに紛れ1年マネの口を塞いでそこに並んでる大馬鹿者！」
こちらに背を向けているのにも関わらずひしひしと伝わる怒りの圧に、倉持と増子の背筋は伸び、御幸は3年生達の視線が集まる既でAから手を離す
しかし、言われた事は事実であり取り消せないためレギュラー陣(特に哲と伊佐敷と小湊)からの鋭い視線が刺さる
「お前たちもだ」
告げられた事は、朝練中の罰走
特別キツイというわけではないがボール触れない事に少し肩が下がる。思わず出た嬌声は虚しくグラウンドに響き渡り隣から数歩離れたAは御幸を変なものを見る目で見た後ふいっと逸らされてしまった
「ヒャハ…お前Aに完全に嫌われたな」
「嫌われたって…別に元から嫌われてたわけじゃねぇし」
「お前だけだろ？名字呼びなの、あからさまじゃねぇか！女子の口封じるとかねぇわ」
「うるせぇな！」
先に走ってろとその場を追い出されてしまった4人、道すがらに倉持にからかわれ面白くないと言わんばかりに御幸は顔を歪めた
倉持の言うことは事実であり何故かAにはあまりよく思われていないのだ
「こらぁぁ！御幸一也！！てめぇ俺を囮にしやがってこのやろぉ！」
「なはは！うるせぇのがきた」
「うるせぇってなんだよこら！？」
「うるせぇのには変わりねぇだろ！オラ！走るぞっ」
「イタッ！倉持先輩？！そもそも先輩方が起こしてくれてればこんな事には！？」
「ハァ！？何、お前初日から先輩様にモニコやれってか？生意気だなヒャハハ！」
「いだっ、スパイクで蹴らないでくださいっよ！！」
遠く離れて言ってもなお聞こえる大声にAは大丈夫かな？と不安になる
「A、ボール出しの前に口ゆすいできな」
「？亮ちゃん先輩、どうして？」
「グラウンドいると砂が入るだろ、菌が入って体調崩しやすくなるから。倒れられても迷惑だからね、だから今すぐいってきな」
「？そっか、わかった！」
そう言われ素直に頷き水道までかけて行くAを小湊は眺めながら感じる視線に背中で圧をかける
「何か？」
「！？い、いえ…！なんもありまっせん！」
過保護だななんて思っていた前園は心を見透かされたのではないかと言う恐怖に声が上ずり大慌てでグラウンドにかけていった
哲はそうなのかと同じように水道に向かったのは小湊だけが知っている
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みけいぬこ(プロフ) - まうふちさん» コメントありがとうございます！3年生と沢山絡ませて青春していきたいと思います！ (9月12日 16時) (
レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
まうふち(プロフ) - 夢主ちゃんめっちゃ可愛いですし面白いです！お気に入りさせていただきました！更新楽しみにしてます！ (9月10日 5時) (レス) @page14 id: d0a3c1950d (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - あやかさん» あやか様コメントありがとうございます！何度も読んでいただけて嬉しいです！こちらは平穏に青春していきたいと思います(*ˊ˘ˋ*)またぜひ読みに来てくださいませ (6月21日 9時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 初めまして！全ての作品何度も読み返すほどみけいぬこさんの作品が大好きです！大っ好きなダイヤのAの作品が始まっていて、思わずコメントしてしまいました！みけいぬこさんのペースで頑張ってください！気長に待ってます！ (6月20日 18時) (レス) @page8 id: cac696b1d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年6月10日 3時
