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＿＿…
「…で？何で金魚の糞がいるわけ？」
「小湊…いい加減その呼び名はやめてあげたらどうだ」
「丹波は黙ってて」
桃色の髪を靡かせ普段より少し声のトーンの落ちた小湊の声が青道グラウンドに響く。オロオロとする長身の丹波を隣に侍らせ見つめる先は明らかにサイズの違う体操着を着た金魚の糞、基Aの姿が
「どうせマネとして入ってくるんだし春休みはもういいでしょって礼ちゃんが許可してましたよー」
「ヒャハハ、あれ哲さんの体操着だろ？袖何回折ってんだ？まじちっせー」
この春無事に2年に進級を果たした御幸と倉持は小湊の言葉に視線はAに向けて答える。こちらの様子なんてお構いなしにAはせっせとボールの入った籠をブルペンに運ぼうと働いている
「Aちゃんっ重いから俺持つよ？！」
「ノリちゃん！…あ、先輩大丈夫です！これくらい私が…わわっ」
「うわっ、待って待って危ない！？」
「マネージャーって朝練の邪魔するのが仕事？いらないんじゃない？」
「ヒャハハ！亮さん相変わらずAに厳しいッスね！」
「Aから言わせればこれでも俺優しいらしいよ？」
「ヒャハハ！何も言えねぇッス」
倉持と小湊に笑われてるとも知らずAは川上と協力してボール運びを完遂させる。春休みの今は授業にあてる時間を練習に費やせるから皆我先にとボールにバットに手に持ちグラウンドやブルペンに向かっていく
「A」
「！てっちゃん、ウェイトおつかれさまっ」
室内トレーニングを終えた哲が汗を流しながら向かってくる姿にAは花が咲いたように笑みを浮かべパタパタ駆け足で近づくとどこから取りだしたのかタオルをすかさず哲に渡す
「さっき貴ちゃん…えっと貴ちゃん先輩とドリンク作ったの！持ってくるね！」
「上手くできたのか」
「！家で練習してたから自信あるっ！待ってて」
「あぁ、分かった」
再び駆け足で今度は食堂の方へ駆けていく小さな背中を哲は目を細めて見続ける
春休み練習初日の朝っぱらから、なんでこんな甘い雰囲気を見せつけられなければいけないのだろうか
選手の多くがそう思っているのだが、この2年でそこにあるのは恋愛感情ではなく、親心兄想いと言う家族愛だと言うことも理解している
「血も繋がってないのに家族愛とか、変な2人だよね」
皆の心を小湊亮介は遠慮もなく代弁した
青道に、続々と新しい風が吹き込んできた
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みけいぬこ(プロフ) - まうふちさん» コメントありがとうございます！3年生と沢山絡ませて青春していきたいと思います！ (9月12日 16時) (
レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
まうふち(プロフ) - 夢主ちゃんめっちゃ可愛いですし面白いです！お気に入りさせていただきました！更新楽しみにしてます！ (9月10日 5時) (レス) @page14 id: d0a3c1950d (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - あやかさん» あやか様コメントありがとうございます！何度も読んでいただけて嬉しいです！こちらは平穏に青春していきたいと思います(*ˊ˘ˋ*)またぜひ読みに来てくださいませ (6月21日 9時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 初めまして！全ての作品何度も読み返すほどみけいぬこさんの作品が大好きです！大っ好きなダイヤのAの作品が始まっていて、思わずコメントしてしまいました！みけいぬこさんのペースで頑張ってください！気長に待ってます！ (6月20日 18時) (レス) @page8 id: cac696b1d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年6月10日 3時
