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「いつからAは俺や哲を手玉にとってたのかなぁ？」
「いぁいお…亮ちゃん……おて…だま…取ってないよ…」
「誰がお手玉の話してたよ。はぁ…ほんとAはアホだね」
「(魔王だ……！魔王がいる！！)」
制服から練習着に着替えた面々がそれぞれに昼食を食べてる中、何故か小湊の前で正座させられてる沢村とほほを引っ張られてるAの姿を見ないようにしながら横目でその様子を伺ってた
「ヒャハ、Aあいつ何したんだ？」
「知らねーよ」
「ここに来る途中にクラスで大声で結城先輩と小湊先輩を手玉にとってるとか言ってたらしいよ」
「え、ノリそれマジ？」
「ヒヒャハハ！あいつそれ意味わかって言ってんのか？ぜってーわかってねぇだろ」
魔王(※小湊)の圧に恐れる事のない倉持と御幸が米をかきこみながらその様子を堂々と眺めている。倉持に至っては隠しもしない笑い声が食堂に響いている。Aだけならまだしも何故か正座している同室の後輩、沢村がいるものだから可笑しくて仕方ない
「あいつトラブルメーカーすぎんだろ」
「どうせ哲さん達と仲良いAに仲介役になってもらって後ろ盾もらおうとか考えてたんじゃねーの？」
「ありえる！Aにそんな高度な役割無理だろ！」
「(そうさせたのは2人の悪ふざけのせいじゃ…)」
練習初日からの後輩イビリを黙って見ていた川上としては沢村がそういう行動に出るのも自然なことだろうなと2杯目の米を咀嚼しながら思った。まぁ、止めなかった時点で自分も同罪だとは思ってるので口には出さないが
「で？俺たちを手玉にとってるAの金魚の糞してた糞の中の糞はどうしたいの？」
「糞の中の糞？！」
「これ、哲の金魚の糞だから」
「亮介、そろそろ離してやれ。Aの頬が落ちる」
「餅じゃあるまいし落ちるわけないじゃん。まぁ餅みたいに柔らかいけど」
パチンと音を立ててようやく離れ真っ赤になった頬を抑え涙ぐむAの頭を哲は優しく撫でて宥めた
「哲ちゃん、…」
「A、俺もお手玉は持ってないぞ？小学生の頃は一緒に遊んでたけどな」
「哲も抓られたいの？」
「えーじゅんくんがね、いじめられないように守ってあげてって言いに来た、だけなの…お手玉、いつの間にか取ってたならごめんね、今度ちゃんと返す」
「いらない。取った覚えないならどうやって返すのさ、バカだね」
よしよしとAを宥める哲に呆れたため息ひとつ、そしてAの言葉である程度を察した小湊は切れ長の瞳をそのままに沢村に向けた
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みけいぬこ(プロフ) - まうふちさん» コメントありがとうございます！3年生と沢山絡ませて青春していきたいと思います！ (9月12日 16時) (
レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
まうふち(プロフ) - 夢主ちゃんめっちゃ可愛いですし面白いです！お気に入りさせていただきました！更新楽しみにしてます！ (9月10日 5時) (レス) @page14 id: d0a3c1950d (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - あやかさん» あやか様コメントありがとうございます！何度も読んでいただけて嬉しいです！こちらは平穏に青春していきたいと思います(*ˊ˘ˋ*)またぜひ読みに来てくださいませ (6月21日 9時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 初めまして！全ての作品何度も読み返すほどみけいぬこさんの作品が大好きです！大っ好きなダイヤのAの作品が始まっていて、思わずコメントしてしまいました！みけいぬこさんのペースで頑張ってください！気長に待ってます！ (6月20日 18時) (レス) @page8 id: cac696b1d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年6月10日 3時
