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「片岡カントク！お疲れ様です！お茶入れてきました」
「すまないな、今日も結城待ちか」
「はいっ！てっちゃん、今日も素振りしてるから…あっしてますので終わるまでマネージャーの仕事してるます！」
「お前は敬語をきちんと学べ。今度プリント作ってきてやる」
「ほんとに！？嬉しいですっ！亮ちゃんにもちゃんとしろって言われてて敬語って難しいなって思ってたんです！ありがとうございますッ」
毎日鍛えて鍛えて屈強な身体を手に入れている青道高校野球部3年でも片岡鉄心を前にすると緊張で萎縮すると言うのに、小柄で華奢で重いものなんて持てなさそうな少女は萎縮のいの字も見当たらず屈託なく笑みを浮かべる
「(はぁ、ある意味将来大物になるのはこの子なのかもね…)」
部屋を同じくしていた副顧問である高島は片岡がいる手前控えめに溜息をこぼした。入学前、それこそ今の3年が1年の頃から通い詰めていた1人の少女、それが彼女である。ただひたむきに幼なじみを、そしてその仲間達を応援し続けてくれていたAはようやく青道高校野球部、マネージャーとなってやってきた。春休みからの働きぶりは真剣に野球
応援してきた人の動きできびきびと荷を運びドリンクを作り、練習の邪魔にならないよう、けれど誰よりもひたむきに応援してくれるその姿は部内でもなかなかに目立っていた
「(あの小湊くんが目をかけるほどだものね、野球知識もちゃんとあるし選手とは違う楽しみがある子だわ)」
「沢村くんはいつになったら投手の練習できますか？沢村くん多分凄い投手になれると思うの、きっと！」
「…昨日も言ったが、まだだ」
「じゃあ明日は？」
「明日もランニングしかさせん」
「亮ちゃんがランニングも大事な練習だって言って…あ、言ってましてね、カントクは投手として身体作りを沢村くんにさせてるんですわよね」
「そこは"ですよね"でいいだろう」
「ですよね！」
「お前がそう思うならそうなるんじゃないか。あいつがヤケになって部を辞めようが俺には知ったことではない」
「じゃあ私が阻止します！沢村くんはきっと素敵なエースになるもん！同じ1年としても応援したい！」
立ち上がり拳を握りながら決心するA。遅刻をしたあの初日からもう3日が過ぎて小湊に止められていたにもかかわらず結局こうなってしまうのねと高島は笑みを浮かべる。自分の直感がAと同じように沢村をエースだと言っている。それがどこか嬉しかった
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みけいぬこ(プロフ) - まうふちさん» コメントありがとうございます！3年生と沢山絡ませて青春していきたいと思います！ (9月12日 16時) (
レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
まうふち(プロフ) - 夢主ちゃんめっちゃ可愛いですし面白いです！お気に入りさせていただきました！更新楽しみにしてます！ (9月10日 5時) (レス) @page14 id: d0a3c1950d (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - あやかさん» あやか様コメントありがとうございます！何度も読んでいただけて嬉しいです！こちらは平穏に青春していきたいと思います(*ˊ˘ˋ*)またぜひ読みに来てくださいませ (6月21日 9時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 初めまして！全ての作品何度も読み返すほどみけいぬこさんの作品が大好きです！大っ好きなダイヤのAの作品が始まっていて、思わずコメントしてしまいました！みけいぬこさんのペースで頑張ってください！気長に待ってます！ (6月20日 18時) (レス) @page8 id: cac696b1d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年6月10日 3時
