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「(あれ、緑谷…いない？)」
授業中に聞くのは躊躇われて(今日一日何故か緑谷は集中をか欠いていたのかヘマを沢山していた)授業終わりに声をかけようと一人意気込んでいたAは広すぎないはずの教室を見回すも目当ての人物は見当たらなくて
「どうしたー？A。キョロキョロしてよ」
「！…瀬呂」
挙動不審なAに目敏く気づいた瀬呂は怖がらせまいとあえて席からは動かず声をかける。Aのレスポンスを待とうという配慮が見て取れてAは高鳴る心臓の鼓動を落ち着かせ少しの葛藤の後恐る恐ると瀬呂を見やる。上目遣いにも見えるその見方に本来のAはこういうタイプかーと瀬呂は内心思いつつ怖がらせまいとニコリと笑顔をAに向ける
「困ってるなら力になるからさ、気負わず言ってみ」
「あ、の…その」
自分が爆豪だったら今頃爆発して「さっさと言えやゴラァ！！」ってなるんだろうなぁとどうでもいい事を考えながら瀬呂はAを待つ
おずおずと言った様子でポツリと呟かれた言葉は風の音に掻き消されてしまうのでは無いかと言うほど小さなものだった
「…緑谷を探してる？」
聞き取れた言葉を復唱すれば、こくりと一つ肯定の頷きが返ってきた。Aが誰かを探すというのも意外だかそれが緑谷というのも中々に意外な事だった。仮免関係で轟や爆豪、しつこいオカンで今日公欠してる切島辺りならまぁ納得が行くところなのだが
「緑谷ならさっき勢いよく教室出てったぞー」
「！」
思考に耽っていたら聞き耳を立てていたのであろう峰田がにょろりと瀬呂の隣に立ってそう伝える。誰が伝えてもいいのだが役を取られたようだと瀬呂は少し残念そうに眉を下げる
「A、緑谷に何の用だったんだ？珍しいじゃねーか」
「こらこら、峰田あんまりぐいぐい行くなよ」
「まだ近寄ってねぇ！」
「物理的な事じゃないの。てかまだってなんだよ」
「顔は男にしとくのは勿体ない」転入早々に話していたのを覚えていた瀬呂は目の前で口笛を吹いて隠しきれない動揺を隠そうとしてる峰田を不審な眼で見つめる。こいつは近寄らせちゃいけねぇと脳に刻み込みつつ峰田が話してしまったことに対してAが何か答えてくれるかとAに視線を戻す(峰田に個性でセロハンテープを付けておくことは忘れない)
「少し、…聞きたいことがあって」
「聞きたいこと、ね」
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みけいぬこ(プロフ) - ryupu861さん» コメントありがとうございます！続編は書こうと思ってましてようやくとなりました✦ฺまたお来ていただいてありがとうございます！更新頑張っていきますね！ (2023年4月4日 7時) (
レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
ryupu861(プロフ) - 初めまして！何ヶ月か前に読んでいて、続編が出ていてびっくりです！これからも楽しみにしています！ (2023年4月3日 23時) (レス) @page42 id: 951cdc533b (このIDを非表示/違反報告)
縷々(プロフ) - みけいぬこさん» わっ、わっ、レスありがとうございます✨恐れ多いだなんて！！もっと自信を持ってください！！みけいぬこさんの文才には到底敵いませんが、仲良くしていただけると幸です！！ (2023年3月30日 18時) (レス) id: a8b0369670 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 縷々さん» そして！！小説書かれていたのですね！しかも…私のようななんて…嬉し恥ずかし恐れ多い！でも嬉しいです✧︎共に楽しんでいきましょう！！ (2023年3月30日 12時) (レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 縷々さん» コメントありがとうございます！そして友人申請気づかず申し訳ありませんっ！普段あまりないので💦仲良くしてくださいませ！深夜に発狂笑考えが纏まらず原作がハラハラ展開すぎてどうしようかと思ってました！普通の人生、波乱気味ですが歩ませていこうと思います！ (2023年3月30日 12時) (レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年3月17日 12時
