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恐る恐るといった様子で緑谷も声をかけてくれる
数日前に教員寮であった時は突然すぎてただただ驚くだけだったがそういえばあの時も2人から嫌な感じは全くしなかった。ここ最近こんな風に驚いてばかりだなとAは思う
爆豪、緑谷2人の言葉を皮切りにか席こそ立ち上がらないものの他の人たちも我慢の限界だとそれぞれに声を上げ始めた
「A！もう痛いとことかないんだよね！ほんっとに心配したんだよ！」
「(芦戸…)」
「知らない間に連れ去られてて操られて乗り込んできた時ビビったって！？もうそんな目にあわさねぇかんな！A！」
「(上鳴…)」
「A…！俺たちのことも怖いかもしれないけどさっ絶対俺たちはお前を見捨てたりとか裏切ったりしないから！」
「(尾白…)」
「皆さんっ落ち着いてくださいまし…Aさんの無事に安心してるのは全員同じですのよ！」
「(八百万…)」
一人一人の言葉を自分の耳で聞き分ける。色んな声が重なって混ざりあってうるさいとも思うけど聞こえる言葉はどれもあたたかくて心の奥がじんわり熱をもつ
「Aくんっ！おかえり！」
1番後ろから椅子に立ち上がった麗日の声が凛と澄んでて耳に届く
それを聞いて一瞬クラスが静かになると途端満面の笑みが向けられた
「「「「「おかえり！A！！」」」」」
その言葉がこんなにも嬉しい言葉だなんて知らなかった
機械的な言葉の投げかけでそこには何も無いのだと思っていたのに
「はい、そろそろ授業始めるよ」
喉元まででかかった言葉はそう言って入ってきたセメントスによって遮られてしまった
「えっと、塚内くんだね。今日から復帰だからね分からない所は遠慮なく聞くこと」
「あ、はい…」
「じゃあとりあえず席つこうか。切島くんも積もる話は授業が終わったらね」
「ッぁいっ！すんまっせん！！」
柔らかな笑顔を向けられ慌てて切島は離れるとバタバタと顔を赤くして席に戻る。ここに戻ってきたということは授業ももちろんあるわけでそれでようやくAは教卓から一歩足を踏み出し机と机の間の通路を進んでかつての自分の席につく
「元気そうで安心した、おかえり」
「……う、ん」
小さく隣の轟が声をかけてくれる。セメントスが教科書を開いてーと声をかけるから多くは話せない。話せたとしても上手く言葉が出てこないから頷くくらいしかできなくて。それでも轟はどこか満足そうに口元に笑みを浮かべると教科書に目を落とした
当たり前の日常が、そこにはあった
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みけいぬこ(プロフ) - ryupu861さん» コメントありがとうございます！続編は書こうと思ってましてようやくとなりました✦ฺまたお来ていただいてありがとうございます！更新頑張っていきますね！ (2023年4月4日 7時) (
レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
ryupu861(プロフ) - 初めまして！何ヶ月か前に読んでいて、続編が出ていてびっくりです！これからも楽しみにしています！ (2023年4月3日 23時) (レス) @page42 id: 951cdc533b (このIDを非表示/違反報告)
縷々(プロフ) - みけいぬこさん» わっ、わっ、レスありがとうございます✨恐れ多いだなんて！！もっと自信を持ってください！！みけいぬこさんの文才には到底敵いませんが、仲良くしていただけると幸です！！ (2023年3月30日 18時) (レス) id: a8b0369670 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 縷々さん» そして！！小説書かれていたのですね！しかも…私のようななんて…嬉し恥ずかし恐れ多い！でも嬉しいです✧︎共に楽しんでいきましょう！！ (2023年3月30日 12時) (レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 縷々さん» コメントありがとうございます！そして友人申請気づかず申し訳ありませんっ！普段あまりないので💦仲良くしてくださいませ！深夜に発狂笑考えが纏まらず原作がハラハラ展開すぎてどうしようかと思ってました！普通の人生、波乱気味ですが歩ませていこうと思います！ (2023年3月30日 12時) (レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年3月17日 12時
