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「A、明日お前に来客がある。昼過ぎになるだろうから」
「…僕に、客…」
食事を食べ終え給仕ロボに後片付けを任せ相澤はAにそう言葉を向ける。途端に不安げに揺れる碧の瞳、下げられる眉に大丈夫だと言う意味を込めて無意識に頭を撫でようと腕を伸ばす
「っ…！」
「…大丈夫だ。A。何も怖くない…塚内さんが様子見に来てくれる。お前の元気な姿を見せてやればいい」
「…塚内、さん」
伸びる腕にビクつくA
無意識の行動に、でも怯えられたから止めるのもどうかとそのまま伸ばしてくしゃりと柔らかな黒髪を撫でる。ごつりとサポート科発目作のヘッドホンが指に当たる。これのお陰で今のAは常時発動している個性の影響を最小限に抑え周りの心の声を聞こえないようになっている
この個性についてもおいおい扱えるようにさせてあげなきゃならない
「そういうことだ、いつも通りでいい」
「はい、すみません…」
「…ちゃんと歯磨いて寝ろよ」
気負うなと言っても気負ってしまうのがきっとAだろうとその言葉は飲み込んだ。代わりに幼子に言うような事を伝えあまり長い時間いてもAの気が滅入るだけだろうと早々に退散する。一緒の空間にいても平気にはなったがそれがイコール恐怖の対象から外れたというわけではない
今のように手を伸ばせば殴られるのかもという思いが先ん出て怯えられる。それに一々凹んでいたらAが余計気に病んでしまうから気づかない振りをする
《オイイレイザーヘッド、オタクノ生徒ガグラウンドβニイルゾ！監督不行届！》
「マジか」
《マジマジ》
自室に戻ろうとした道すがらに警備ロボにそう声をかけられ「また問題事を…」と今度は隠しもしないため息を盛大に吐き出す。こんな時間に無断で練習でもしてるのか？でもそれならわざわざグラウンドβに行かなくても…何にしても面倒な事だとガシガシ無造作に髪をかきあげ、足を自室から玄関に向ける
あまりAを夜に一人にしておきたくはないのだが…と思いつつ歩いていると前方に影が落ちそこに立つ人物に僅かに目を見開く
「なんです、オールマイト」
「緑谷少年と爆豪少年が暴れているのだろう」
「…何故それを。それが貴方に何か関係でも？」
つい今警護ロボから伝えられた事をオールマイトが知っていることに僅かに疑問を感じるが、それよりも更にその件を任せてくれと続く事に驚きが混じる
「私に任せてくれないか…？」
静かに、でもどこか強い思いの滲み出る眼差しに
疑問は残るものの首を縦に降った
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みけいぬこ(プロフ) - ryupu861さん» コメントありがとうございます！続編は書こうと思ってましてようやくとなりました✦ฺまたお来ていただいてありがとうございます！更新頑張っていきますね！ (2023年4月4日 7時) (
レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
ryupu861(プロフ) - 初めまして！何ヶ月か前に読んでいて、続編が出ていてびっくりです！これからも楽しみにしています！ (2023年4月3日 23時) (レス) @page42 id: 951cdc533b (このIDを非表示/違反報告)
縷々(プロフ) - みけいぬこさん» わっ、わっ、レスありがとうございます✨恐れ多いだなんて！！もっと自信を持ってください！！みけいぬこさんの文才には到底敵いませんが、仲良くしていただけると幸です！！ (2023年3月30日 18時) (レス) id: a8b0369670 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 縷々さん» そして！！小説書かれていたのですね！しかも…私のようななんて…嬉し恥ずかし恐れ多い！でも嬉しいです✧︎共に楽しんでいきましょう！！ (2023年3月30日 12時) (レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 縷々さん» コメントありがとうございます！そして友人申請気づかず申し訳ありませんっ！普段あまりないので💦仲良くしてくださいませ！深夜に発狂笑考えが纏まらず原作がハラハラ展開すぎてどうしようかと思ってました！普通の人生、波乱気味ですが歩ませていこうと思います！ (2023年3月30日 12時) (レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年3月17日 12時
