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大勢であんなにわいわいがやがやと食事を摂るなんて初めての経験だった
「…いや、１回あったか」
翌朝、宛てがわれた自室で朝を迎えたAはまだハリのあるシャツに腕を通しながら昨日の夜のことを思い出す。A組全員と相澤、リカバリーガールを交えての食事は騒々しくてでも心地よいものだった
リカバリーガールがいたからか食べることもできた。前は合宿中にも似たようなことがあった。その時はトイレに駆け込んで吐き戻してしまったから成長したのかな、と少し嬉しくなった
過去に囚われ続けることなく変わりたいと思うから
「…あ、もう行かなきゃ」
ふと、時計を見ると出なきゃいけない時間であった
今日から土日は仮免補講に参加する
ヒーローになることを誓約とされているAは仮免許の取得は必須だ
心の隅にまだ自分なんかがヒーローになってもいいのかと疑問は残るが立ち止まってはいられない
前に進むしかないのだ
「おーA、おはよー」
階下におり談話室に向かうと、眠そうに歯を磨く上鳴と峰田。目が開ききってないままに声をかけられ思わず肩が震える
「A！おはようっ！よく眠れたか」
「切島、…おは、よう。上鳴と峰田、常闇も…」
何気ない朝の挨拶
まだ慣れない
ぎこちなく返すAを見て切島が嬉しそうに笑う
それが恥ずかしくてAが顔を赤らめる
「いや…付き合いたてのカップルか！」
「峰田ー朝から元気だなー」
空を殴るようにツッコミを入れる峰田をシャコシャコ鳴らしながら上鳴が答える。穏やかないい朝だなと常闇が内心思っていると先程緑谷がロケットの如く走り去り開け放ったままの扉から轟が顔を出してAを呼ぶ
「A、行くぞ」
「！仮免補講か！頑張ってこいな！Aッ」
「無理はしないようにな」
「…うん、あり、がと」
切島と常闇に背を押され駆け足で轟の元に向かう。少し先には爆豪が背を向けていて待たせてしまったかとAは咄嗟に謝る
「大丈夫だ。特に待ってねぇ」
「タラタラしてんな！さっさと行くぞオラ」
声荒くそう言う爆豪は怒っていないのだろうか2人の後ろを着いて歩きながら今までも爆豪はこう荒い感じだったなと思い返す
「先生に感謝だな。権利はく奪になんなくてよ」
「うるせぇな…」
「はやくあいつらに追いつかねぇとな」
「だァからうっせんだっつの！！後ろ歩けやクソっ！」
轟はあんなにキレられて怖くはないのだろうかとAはふと思った
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みけいぬこ(プロフ) - ryupu861さん» コメントありがとうございます！続編は書こうと思ってましてようやくとなりました✦ฺまたお来ていただいてありがとうございます！更新頑張っていきますね！ (2023年4月4日 7時) (
レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
ryupu861(プロフ) - 初めまして！何ヶ月か前に読んでいて、続編が出ていてびっくりです！これからも楽しみにしています！ (2023年4月3日 23時) (レス) @page42 id: 951cdc533b (このIDを非表示/違反報告)
縷々(プロフ) - みけいぬこさん» わっ、わっ、レスありがとうございます✨恐れ多いだなんて！！もっと自信を持ってください！！みけいぬこさんの文才には到底敵いませんが、仲良くしていただけると幸です！！ (2023年3月30日 18時) (レス) id: a8b0369670 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 縷々さん» そして！！小説書かれていたのですね！しかも…私のようななんて…嬉し恥ずかし恐れ多い！でも嬉しいです✧︎共に楽しんでいきましょう！！ (2023年3月30日 12時) (レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 縷々さん» コメントありがとうございます！そして友人申請気づかず申し訳ありませんっ！普段あまりないので💦仲良くしてくださいませ！深夜に発狂笑考えが纏まらず原作がハラハラ展開すぎてどうしようかと思ってました！普通の人生、波乱気味ですが歩ませていこうと思います！ (2023年3月30日 12時) (レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年3月17日 12時
