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芦戸は、ブルーローズ構成員の一人であるマリックと対峙し、Aの悲惨な過去の話を武勇のように聞かされた
決して楽しい話ではなくて、頑なに自分たちと関わらないようにするAの根幹を知った
私たちのこと怖かった？
誰にも頼れなかったんだね
すごくすごく怖い思いをしたんだね
そんな陳腐な感想しか出てこない
けど、言葉にうまく表現できないけどAがすごく苦しんで日々色んなものに怯えて頑張って生きてきたんだってことは理解した
自分たちが当たり前に学校に行って当たり前に授業を受けて当たり前に家族や友達と話して笑ってご飯を食べて夜を当たり前に眠りにつくそんな日々を、Aは必死に生きてきたんだ
そう思ったら涙が溢れた
「もう、大丈夫なんだよ、ね…？先生」
誰かに無理やり使われることも
また想像もつかないような暗く冷たい場所に戻されることも
痛い思いをすることもないんだよね？
「ここは雄英のヒーロー科だ。進む道はお前たちと同じだよ」
「お咎めもなしってことだよな！」
「また一緒に学校生活送れるんだー！」
「ある意味ガッポイ！」
瀬呂のガッポイにクラス一同(※一部例外あり)ガッポイコールが沸き起こる。峰田の言うお咎めとは雄英を襲撃したことやマフィアの構成員だったことに関してのことだろう。ヒーローになることが誓約と言うのは別に今話すことでもない。そして葉隠が透明な両手を上げて喜ぶように、これから共に同じクラスのメンバーとして多くを学び楽しみ励んでいけるのだ
それを自分の事のように喜んでくれる姿に、Aは鳩が豆鉄砲食らったような驚いた表情を浮かべていた
お祭り騒ぎのような目の前の光景が不思議で仕方ないのだろう
「また始めればいい。今までできなかった事を返せなかった言葉を次は億さずだしていけ」
「……」
「出して嫌な顔する奴は一人もいないさ」
相澤の言葉を全肯定する喜びに満ちたクラスの表情
すぐに全部上手くはいかないだろうけど、Aが歓迎されてるということは伝わっただろう
「……はい、」
少し緊張が解れAからフッと小さく笑みが零れた
いつぞやにみた張り付けたような笑みとは違う自然なそれに心があたたかくなる
ようやく、スタートラインだ
1-Aヒーロー科
全員集合
.
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みけいぬこ(プロフ) - ryupu861さん» コメントありがとうございます！続編は書こうと思ってましてようやくとなりました✦ฺまたお来ていただいてありがとうございます！更新頑張っていきますね！ (2023年4月4日 7時) (
レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
ryupu861(プロフ) - 初めまして！何ヶ月か前に読んでいて、続編が出ていてびっくりです！これからも楽しみにしています！ (2023年4月3日 23時) (レス) @page42 id: 951cdc533b (このIDを非表示/違反報告)
縷々(プロフ) - みけいぬこさん» わっ、わっ、レスありがとうございます✨恐れ多いだなんて！！もっと自信を持ってください！！みけいぬこさんの文才には到底敵いませんが、仲良くしていただけると幸です！！ (2023年3月30日 18時) (レス) id: a8b0369670 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 縷々さん» そして！！小説書かれていたのですね！しかも…私のようななんて…嬉し恥ずかし恐れ多い！でも嬉しいです✧︎共に楽しんでいきましょう！！ (2023年3月30日 12時) (レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 縷々さん» コメントありがとうございます！そして友人申請気づかず申し訳ありませんっ！普段あまりないので💦仲良くしてくださいませ！深夜に発狂笑考えが纏まらず原作がハラハラ展開すぎてどうしようかと思ってました！普通の人生、波乱気味ですが歩ませていこうと思います！ (2023年3月30日 12時) (レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年3月17日 12時
