【ヒロアカ】荊棘の少年4 (ページ24)

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「ご機嫌よろしゅう！！雄英高校！」

"我ら敵連合開闢行動隊！"

肝試しの順番待ちをしていた入口前で
いきなり現れた大柄な男は開口一番そう言った

足元には頭から血を流し気を失っているピクシーボブ
…一瞬の出来事であった

「敵連合…！何でここに！！？」

1Aとしては一度あったことのある相手。
しかしその時にはいなかった目の前の男からは隙は見られず、前のどこぞのチンピラ達とはどこか違うというのを肌で感じる

一撃で沈めたピクシーボブをその武器でグリグリと非情に抉る。その非道さに虎は警戒を顕に臨戦態勢をとる

「待て待て早まるなマグ姉！」

その一触即発の空気をあえて止めに入るのはマグ姉と呼ばれる男と共に来たであろうトカゲ男。彼はこの場を納めたい思うのか止めに入るも口から出る言葉はみなを警戒させるのに十分な言葉であった

「殺生与奪は全て、ステインの仰る主張にそうかどうか」

「ステイン…！あてられた連中か……！」

ステインと直接やりあった飯田は過敏に反応する。
彼を崇拝するものは多くいると聞く。しかし、彼は信念のある男だったが褒められるものではない、それに賛同する者はみな、敵と思うべきである

「申し遅れた、俺はスピナー」

＿彼の夢を紡ぐ者だ……！

刀を構えるスピナーに虎は緑谷達を後ろにさげ

両腕を構える。ピクシーボブをらやられてる今

戦いは免れない

守るためには戦わなきゃいけない

「虎！！指示は出した！他の生徒の安否はラグドールに任せよう！」

マンダレイも横に並びたち生徒を守らんとする

「みんな行って！！いい？！決して戦闘はしないこと！！委員長！引率！！」

「承知しました！行こう！」

ここに残っているのは、飯田含め5人

残りのA組とらB組は森の中

しかも森は何やら不穏な影が渦巻いている

何も起こってないわけがない

少しでもプロヒーローの負担を軽くするため

飯田は先陣切って走り出す

＿＿＿＿……

時は少し遡り

合宿所では泣きながら補習組が講義を行っていた
泣きべそを描く子らに少し心は痛むものの心を鬼にして相澤は補習を行っていた

『皆！！』

「「！」」

突然、脳を揺らすように声が響いてきた

それはテレパスの個性を持つマンダレイのもの

教師陣だけではないようで聞こえたであろう生徒が騒ぎ出す

「静かに」

相澤はそれを静止、声に意識を集中させる

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