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「(俺は、何も知らない…)」
いつもいつも、何も知らされていない
世界がAを置いてただひたすらに進んでいく
『彼方、お前は強くなるんだ』
『つよ、く…？』
『そうだ、氷雪系のみの個性で高みまでエンデヴァーの遥か上を炎に負けぬ氷となるんだ！！』
「(どうして俺が強くならなきゃいけなかったの…)」
『お前はエンデヴァーを超えるヒーローになるんだ。救助なんかしなくていい 』
『(それを成し遂げたら父様は本当に救われるの…？)』
『…ごめんね、氷叢くん』
「(どうしてホークスが謝るの…？その理由は何なの？)」
『辛かったわよね、ずっとずっと…怖かったわよね。あなたに植え付けられた誤った正義に縛られて』
「(俺は何に縛られていたの？何が誤っていたの……？)」
『Aくんは何のために強くなろうとしてるんです？本当は誰も傷つけたくないと思ってるのに』
「(傷つけたくない……戦いたく、ない…)」
『守って、くれ…頼む……』
「(守りたかった…力になりたかった…だって、大切だった……)」
分からないなりに世界に置いてかれないように
たくさん考えた
自分以外の人の願いを叶えられたなら
それは必要とされているということで
もう置いてかれなくなるのではないだろうか
見えない壁のその向こうにも
手を伸ばしてもいいのではないだろうか
「(分からないけど…強くなろう、成し遂げよう、言う通りにしよう、見極めよう…守ろう、期待に応えよう、)」
そうしたら
きっと世界は平和になるのだろう
誰かが悲しむことのない
世界になるのだろう
それができたら
ぼくもそこにいれてくれますか
幼い頃の
淡い願いは
きっともう叶わない
この手はだいぶ汚れてしまったから
誰も守れない
自分自身さえも
「ごめ、なさ……」
たくさんの世界を壊して
壁の向こう側に望みを抱いてしまって
何かになれると驕ってしまって
.
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アカ - ありがとうございますほんと！日々の栄養です！ (3月31日 22時) (
レス) @page25 id: 6b437022f9 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - アカさん» また更新してみました（ *ÒㅅÓ)ご査収ください！ (3月27日 20時) (レス) @page19 id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
アカ - 更新！嬉しいです！ (3月8日 16時) (レス) @page19 id: 6b437022f9 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 白さん» またまたコメントありがとうございます！褒めすぎです！ありがとうございます(⸝⸝⸝°°⸝⸝⸝)楽しんでもらえて嬉しいです！続き書いちゃいます！ (2月1日 23時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
白 - 続編待ってました！やはりあなたは神なのでは……？ずっと応援してます！！本当に好きです！！！！ (2月1日 20時) (レス) id: 009b20195a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2024年1月3日 1時
