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「……はぁ、分かったよ、この頑固者」
回原は観念したと腹を括るしかないという煮え切らない気持ちで深いため息と共に一度髪をかきあげてから閉じていた目を開けてAを見た
いつかの不安を覚えたAの姿はもうそこにはなく
強い意志のこもったオッドアイが回原を見つめていた
Aがオールマイトを言葉を引用するなんて
今までなかったことだから
それがAの中に芽生えたヒーロー像だというのなら、それを止める事などもうできやしない
「お前が行くなら俺も行く」
「え？」
「異論は認めねぇ。俺は荼毘に話すことなんてねぇけど話し合いで解決できないかつAに危害を加えてこようものなら俺が阻止する」
「対炎向けの個性持ちいないから万が一のために壁あった方がいいよねー？俺も氷叢についてく」
「え、円場…」
「氷叢は回原、円場に任せるわ。他は配置決められてる人もいるからそっち優先で」
「待って、拳藤…俺」
「ちゃんと事前報告したからって満足すんな。私らももう同じ過ちは侵さない。氷叢がそのつもりならクラスとして氷叢よ力になれる事をする」
「また一人で突っ走って潰れられたら困るからねー」
「骨抜氏の言う通りですぞ！お目付け役二人！配置です」
「そういう事だ、勝手はもうさせねぇから」
「親子のお守り頑張りまーす」
さっきまでの真剣な雰囲気はどこへやら皆早々に納得してわいわいがやがやしだす
その光景に一人豆鉄砲を食らったように目を丸め、Aは白藤の両耳をピンと立ち上がらせていた。それがおかしかったのかイタズラが成功したみたいにほとんどのクラスメイトがしたり顔をAに向けた
「ある意味ドッキリ大成功デース！」
「私ら事前にブラキン先生に氷叢の事聞いてたんだよねー。全員で止めたら氷叢は思い留まるかどうか検証ー」
「…騙すみたいな事してごめんね、でももう何も知らなかったとか嫌だからちゃんと話したいし聞きたいと思ったから」
「ん」
「回原が真剣に怒っててどうなるかと思ったノコ！」
「っせーな、終始一人で行きますっていう態度が気に食わなかったんだよ！」
「…回原」
さっきとは違う意味で顔を赤らめた回原はそれでも怒りは冷め切ってないようで眉間に皺を寄せてAを睨みつけていた
「もう1人では行かせねぇ、綺麗事だろうがなんだろうが一緒に！だ！」
「…うん、ありがとう」
自分もこうやって荼毘と向き合えたらいいなと
Aは思うのだった
.
続く (更新停止中)
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アカ - ありがとうございますほんと！日々の栄養です！ (3月31日 22時) (
レス) @page25 id: 6b437022f9 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - アカさん» また更新してみました（ *ÒㅅÓ)ご査収ください！ (3月27日 20時) (レス) @page19 id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
アカ - 更新！嬉しいです！ (3月8日 16時) (レス) @page19 id: 6b437022f9 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 白さん» またまたコメントありがとうございます！褒めすぎです！ありがとうございます(⸝⸝⸝°°⸝⸝⸝)楽しんでもらえて嬉しいです！続き書いちゃいます！ (2月1日 23時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
白 - 続編待ってました！やはりあなたは神なのでは……？ずっと応援してます！！本当に好きです！！！！ (2月1日 20時) (レス) id: 009b20195a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2024年1月3日 1時
