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目の前で怒りに表情を歪める回原がいる
周りも困惑と心配、不安そう言った感情の表情ばかりだった
この状況を作り出したのはA自身であり
申し訳ないという思いも当然あるのだが、それよりも何よりも
「ありがとう、回原…ちゃんと怒ってくれて」
「あ"？」
危険に近づこうとする自身を、本気で心配してくれる
一人でどうにかしようとする自身に、怒りを向けてくれる
止めようとしてくれる
今まで、こうやって必死に止められることなんてなかったから
それがくすぐったくて嬉しいと思ってしまうのだ
「俺のこの行動が無謀な事だってよく分かった。だから…俺はやるんだ」
「はぁぁあ！？お前死にてぇってのか？あぁ！？」
「やば…回原キャラ変わってんじゃん」
「取陰、これは致し方ない。さすがに氷叢の言葉には矛盾してる。回原が怒り狂うのも無理はない」
「おいおい……氷叢の奴頭おかしくなっちまっまたのか！？」
庄田の言葉に普段おちゃらけてる鉄哲も状況を理解してるのか少し慌てたような表情を浮かべている。回原の怒りも理解できるし普段なら鉄哲こそこのおかしな状況に苛立ち声を荒らげるだろうに、逆に冷静にむしろ引いてしまうくらいAは涼しい顔をしているし回原は怒り狂っている
いよいよAの頭がおかしくなったのではと思い始めた頃に、回原を円場に任せ静かになっていた泡瀬が口火を切った
先程より幾分か冷静に、静かな怒りを押し込めるような低い声だった
「返答次第によっちゃ俺はお前をソファと接合させてでも止めるぞ。俺らがお前を救けにいったのは死地に行かせるためじゃねぇぞ、クソが」
「えぇ、泡瀬も怒って……待って！本当落ち着いて！」
円場とて怒りが湧かないわけじゃない
でも、ここで仲間同士で喧嘩した所で何も解決しないとも思うからこうして殴りかかろうと熱くなる回原を止めてるのだ
何より、Aがそんな無謀な事をこれ以上するとは思えなかったのだ
＿＿…っ誰、も殺したく…ないｯ……守りたい……んだ…俺…ｯ
はじめて、Aの思いを聞いた
＿＿守れる、ヒーローが……いい、回原達と一緒がいいｯ……
そう言って、赤ん坊のように泣きじゃくり謝罪を口にしたA
あれに嘘なんて何一つなかった
ずっとずっと内に溜め込んでいたAの無垢な思いで
全てが本音だ
＿＿…誰も傷つけたくなｯ……エンデヴァー、もっ……ごめ……
「ぁ」
そして円場は思い出したのだ
Aが何を言っていたかを
．
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アカ - ありがとうございますほんと！日々の栄養です！ (3月31日 22時) (
レス) @page25 id: 6b437022f9 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - アカさん» また更新してみました（ *ÒㅅÓ)ご査収ください！ (3月27日 20時) (レス) @page19 id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
アカ - 更新！嬉しいです！ (3月8日 16時) (レス) @page19 id: 6b437022f9 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 白さん» またまたコメントありがとうございます！褒めすぎです！ありがとうございます(⸝⸝⸝°°⸝⸝⸝)楽しんでもらえて嬉しいです！続き書いちゃいます！ (2月1日 23時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
白 - 続編待ってました！やはりあなたは神なのでは……？ずっと応援してます！！本当に好きです！！！！ (2月1日 20時) (レス) id: 009b20195a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2024年1月3日 1時
