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「何してんだよー遅ェーーよ！謹慎ボーイズアンドA！」
「何だよ、Aそいつらに捕まってたんかよ。ドンマイ！つーか早く手伝わねーと肉食うの禁止だからな！」
「あ、えっと…ごめん？」
「すぐやるね！！」
3人で、寮に戻り談話室の扉を開けると目敏く気づいた瀬呂と上鳴から声をかけられる。少し前から鼻腔をくすぐる良い香りはまさしくここから香っていて暖房とはまた別の熱気に冷えた体の強ばりが少し解れる
素直な緑谷は謝罪の言葉と共に駆け足で中に入ると準備をしてる輪の中に交じりせかせかと手を動かす。Aもやらなければと思うがこれは経験の差だろうか、何をしたらいいのか分からなくて思わず足が止まってしまう
「肉を禁じたらダメに決まってんだろうが！イカれてんのか！！」
「わわっ」
爆豪は上鳴にそうキレ気味に言葉を返すとズンズン足音を鳴らし配膳がされているテーブルへ向かっていく。その際に無遠慮にAの首元を掴み問答無用で同じ方向に連れてくる
当然、背中を向けて歩くことになりAは足が縺れ転びそうになるのをなんとか堪えて後ろ向きで進む
「ええ…やべェ人じゃん」
「嫌なら手伝えよー！って爆豪っA転ぶって…おっと！」
「あ、ちょ…！」
サラダを運んでいた切島は悪態をつく爆豪に恐れることなく話しかけるとその右手が何を掴んでるのかに気づいて慌ててサラダをテーブルに置いて振り返る
それを待っていたかのようなタイミングで爆豪は掴んでいた右手を力任せに振り回し
「大丈夫か！？Aッ」
ブレる事無く支える切島の腕に包まれる感触
少し上から聞こえる心配そうな声に顔を上げれば眉根を下げた切島が見えた
「どっかぶつけてねェか？！つーか俺が痛かったよな！悪ぃ！」
心配そうな表情からすぐに申し訳ないという表情に変わりパンっと目の前で両手を合わせ謝罪の言葉を述べる。確かに、岩に当たったような固い感触ではあったが、鍛えてるのだから皆こんなものだろうとも思うし、切島が個性の硬化をしたならばこんな硬さではすまないだろうにと、そこに切島の優しさを垣間見れて思わず笑みが漏れた
「ふふ…平気だよ。ありがとう、切島。支えてくれて、なんともない」
「！そっか…そっか！ならいいんだ。よかったぜ！おかえり、A！」
ぱぁと向日葵の花が咲いたような笑顔とおかえりという言葉にAの心はほわりと優しい熱に包まれた
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みけいぬこ(プロフ) - どなるどさん» コメントありがとうございますっいただいた応援にこたえます୧( "̮ )୨✧︎ (3月14日 16時) (
レス) @page49 id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
どなるど - どの作品も大好きなんですが、この作品はその中でもとくに大大大好きな作品です！！続き気長にまってます🎶応援してます！❤️🔥 (3月13日 21時) (レス) id: 6d4f03cb94 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ラーメンさん» 2回目コメントありがとうございます！今は平穏な記憶をたくさん作っています( * ॑꒳ ॑*)これからが大変なので…頑張っていきますね (11月7日 21時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
ラーメン(プロフ) - 更新お疲れ様です！みんな可愛すぎてもうなんかやばいです。これからも愛読させていただきます！ (11月7日 17時) (レス) id: 79a6e04b38 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ラーメンさん» コメントありがとうございます！嬉しい：-：無理せず更新してきます！読んでくださってありがとうございますっ (10月5日 21時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年8月28日 13時
