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「うぅ…耳痛い」
「Aくんごめんね…うるさかったよね」
「うるさいってなんだクソデク舐めてんのかァ？！」
「違うよっ！？そういうんじゃなくって…Aくんは個性柄耳がいいから僕ら以上に感じるんじゃないかってことで！？」
オールマイトとの秘密の会議を、終えて3人仲良く(?)帰路に着く
歩幅を早めて先に帰ってもよさそうなのにどうしてか爆豪の足並みは同じであった
「ベラベラベラベラっせーな、クソナードが！もうちょっと離れて歩けや！」
「ご、ごめんかっちゃん…でも帰る方向同じだし」
「別の所いけや！」
「どこ行けって言うんだよ…」
「(仲良いのか悪いのか…不思議だな、幼なじみ？って)」
ヘッドホンをつけていても騒々しい二人の会話に、その奇妙な関係性にAは興味と疑問を同時に脳内に共存させる羽目になる
「(緑谷はおどおどしてるけど嫌っているわけじゃない…むしろ憧れすら抱いてる。爆豪は常にイライラしてるけどそれは嫌悪からくるだけじゃない…爆豪の心は読みにくいな、ガチガチに心の奥までガードしてて)」
人の心の中と言うものは比較的入ってしまえば清らかな水の中のようにクリアでハッキリしているものだ
緑谷のような素直で発する言葉と心の声が直結しすぎてる人も珍しいのだが、爆豪もなかなかに珍しいタイプだった
「(心の声まで暴言ばかりだもんな…爆豪。良い奴…だと思ってるんだけど)」
今も舌を出して親指を下に向けヒーローに有るまじき表情を緑谷に向けている。そういう粗暴さが仮免試験を落ちる要因の一つだっただろうにとAは思う。それでも、良い奴で優しい奴だと思うのは、その優しさにA自身救われた事も癒された事もあるからだ
「(緑谷も知ってるのかな…爆豪の優しさ)」
だから、嫌いにはならないし、憧れすら抱く
不思議な関係だけれど、Aには縁のない関係で繋がりで少し羨ましいと感じる
強大な力を得てしまった不安や恐怖があるだろうに、緑谷はそんな様子を一切表に出さない
憧れから貰い受けた力、その継承先に不満や憤りを感じた夜もあったはずなのに、その妬ましさを力に、向上心に変えている
互いが互いを牽制しあい鼓舞し合う関係性はとても素敵な尊いものだ
「(何か、力になれないかな…秘密を守るだけじゃない何か)」
二人の間に並び立つ事は出来ないだろうけれど、その近くで同じ方向を目指したい
その先が、ヒーローなのだろうと思うから
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みけいぬこ(プロフ) - どなるどさん» コメントありがとうございますっいただいた応援にこたえます୧( "̮ )୨✧︎ (3月14日 16時) (
レス) @page49 id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
どなるど - どの作品も大好きなんですが、この作品はその中でもとくに大大大好きな作品です！！続き気長にまってます🎶応援してます！❤️🔥 (3月13日 21時) (レス) id: 6d4f03cb94 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ラーメンさん» 2回目コメントありがとうございます！今は平穏な記憶をたくさん作っています( * ॑꒳ ॑*)これからが大変なので…頑張っていきますね (11月7日 21時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
ラーメン(プロフ) - 更新お疲れ様です！みんな可愛すぎてもうなんかやばいです。これからも愛読させていただきます！ (11月7日 17時) (レス) id: 79a6e04b38 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ラーメンさん» コメントありがとうございます！嬉しい：-：無理せず更新してきます！読んでくださってありがとうございますっ (10月5日 21時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年8月28日 13時
