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「爆豪少年の言う事も間違いじゃない」
そう言って、少し眉間に皺を寄せオールマイトは少し昔の日本を話し始めてくれた。今では考えられないほどに悪が力を持っていた時代と称し、オールフォーワンという人間の非道な日々をまるで見てきたかのように語ってくれた
それは、今では想像つかないような暗い暗雲とした世界
「地獄の中をもがき息絶える中、歴代はこの力に未来を託し紡いできた」
彼らは“選ばれし者“じゃない
繰り返し戦いの中でただ“託された者“であり
“託した者“だった
「(壮絶な人生…託されたことに後悔はなかったんだろうか…絶対的な脅威と立ち向かわなければならない運命から…逃げたくはならなかったのかな)」
「……どーりでどいつも早死だ」
静かに紡がれた爆豪の言葉は
オールマイトが調べてくれたノートを見ればすぐ分かる
託され進んだ先が、短い自身のゴールテープだなんて
望んでいたのだろうか
怖くは、なかったのだろうか
Aは思う
それはきっと怖くて怖くて逃げ出したくなるような世界だと
伸ばした先のその人までも、奈落に落としてしまうような輪廻
何故、託し続けられたのだろう
そこには、希望はあるのかもしれない
でもそれよりも“死にたくない“とかの怨念じみたものはなかったのだろうか
「で？！次はクソナードに何習得さすんだ！」
「…クソナード？」
「てめーはヘッドホンつけてろ、説明してる暇なんてねェんだよ」
「あ、それ僕のあだ名みたいなものでね、クソ真面目からきてるらしい…「黙ァってろっていってんだろ！！そうやってすぐ横道逸れるから俺が仕切ってんだ！！」
「円滑……」
先代たちの話で感じたことがあったAだが、爆豪がちゃっちゃかと話を進めていきたがるので一旦それは内に納めることにする。そもそも継承者うんぬんは何となくそういう受け継がれる個性なのかな、緑谷のワンフォーオールって、と自分なりに解釈して理解してる風を装ってるだけだ
「(緑谷の心を読んだは読んだけど全容は分かってないって…言っておけばよかった)」
A的にはオールマイトと緑谷の繋がりをヴィクトリアに伝えてしまった負い目を謝罪し、解決したものと思っていたから更に深くなっている事に少し不安を感じる
「(……これは敵に渡しちゃいけない情報だ。守らなきゃ)」
オールマイトが次に継いで欲しいと思う個性の話を聴きながらAは一人そう決意する
横から歓喜の咆哮で鼓膜が破れるかという衝撃を受けるのはすぐの話
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みけいぬこ(プロフ) - どなるどさん» コメントありがとうございますっいただいた応援にこたえます୧( "̮ )୨✧︎ (3月14日 16時) (
レス) @page49 id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
どなるど - どの作品も大好きなんですが、この作品はその中でもとくに大大大好きな作品です！！続き気長にまってます🎶応援してます！❤️🔥 (3月13日 21時) (レス) id: 6d4f03cb94 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ラーメンさん» 2回目コメントありがとうございます！今は平穏な記憶をたくさん作っています( * ॑꒳ ॑*)これからが大変なので…頑張っていきますね (11月7日 21時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
ラーメン(プロフ) - 更新お疲れ様です！みんな可愛すぎてもうなんかやばいです。これからも愛読させていただきます！ (11月7日 17時) (レス) id: 79a6e04b38 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ラーメンさん» コメントありがとうございます！嬉しい：-：無理せず更新してきます！読んでくださってありがとうございますっ (10月5日 21時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年8月28日 13時
