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「残念ながら2・3代目に関しては手掛かりも見つからなかった。時代とワンフォーオールの性質が相俟って記録から探るのは不可能だった。個性が宿るとわかっていれば歴代も何かしらの形で残していただろうが…」
「どーでもいいから話しィ進めろ！俺の貴重な時間をあんたらに割くきたかねーんだよ！」
平和の象徴と呼ばれ、世界的にもNo.1ヒーローと謳われたオールマイトにこんな不遜な態度をとる人間は敵にもいないのではないだろうか、とAは関係ないことに思考を巡らせる。
かつては、敵対(A自身が望んでいていたわけではないが)していたAでさえ、そんな口悪いことはなかったなぁと思いながら、耳から伝えられる情報がどういうものなのかとか言うのを同時に必死に処理していた
「(2・3代目…？個性が宿る…どういう)」
「黒鞭ですが、まだ一秒くらいしか持続できないので瀬呂くんや相澤先生のようには扱えませんが補助能力として既に強力な個性だと思います」
「あれ以来歴代との接触はないんだね？」
「はい」
「第五代継承者“ラリアット“」
オールマイトが調べあげたであろう大学ノートを読み上げる爆豪の声を聞きながら、Aもまたノートに目を落としていた
紡がれる声と共に文字の羅列を追い、それが1人の男性の簡単な人生誌のようなものになっていた
第五というのだから他にもあるのだろうと視線を隣のページに向ければ同じようにそこには四と書かれた継承者の情報が書かれていた
「こいつもそーだが、どれも特に強ェ個性持ちってわけじゃねンだな。聞いたこともねェ奴ばっかだしよォ」
「え…めちゃくちゃすごい個性ばかりじゃない？」
「てめーは個性ならなんでも凄ェんだろが！ザコ価値観が！！」
「それ、色んな方面にひどいよ…」
「僕を間にしてケンカしないでよ…」
「あ！？そうだった！ごめんね、Aくん！」
「てめーがそこにいるからだろうが！」
「まぁまぁ」
どうしてこうも爆豪は言葉や声の圧が強いのだろう
ここ最近の関わり合いからAとしては爆豪は悪いやつではなくて不器用ででも仲間思いな良い奴という位置にありつつあったのだが、今日のこれを鑑みるとやはり良い奴にしては横柄なのではなかろうか、と考えを改めようか迷うところとなっていた
そんな心情を察しているのか(心読みの個性を使われてるのかと少し焦る)隣から威圧的な視線を感じるものだからつい、と目を合わせるまいと緑谷の方を向いた
(こっちはこっちで顔を赤くして慌てていた)
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みけいぬこ(プロフ) - どなるどさん» コメントありがとうございますっいただいた応援にこたえます୧( "̮ )୨✧︎ (3月14日 16時) (
レス) @page49 id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
どなるど - どの作品も大好きなんですが、この作品はその中でもとくに大大大好きな作品です！！続き気長にまってます🎶応援してます！❤️🔥 (3月13日 21時) (レス) id: 6d4f03cb94 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ラーメンさん» 2回目コメントありがとうございます！今は平穏な記憶をたくさん作っています( * ॑꒳ ॑*)これからが大変なので…頑張っていきますね (11月7日 21時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
ラーメン(プロフ) - 更新お疲れ様です！みんな可愛すぎてもうなんかやばいです。これからも愛読させていただきます！ (11月7日 17時) (レス) id: 79a6e04b38 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ラーメンさん» コメントありがとうございます！嬉しい：-：無理せず更新してきます！読んでくださってありがとうございますっ (10月5日 21時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年8月28日 13時
