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＿＿＿..
「寒…」
冬休みはあっという間に過ぎ久しぶりの通学
Aは肌を撫でる寒風に思わずブルリと肩を震わせ、少しでも暖をとろうと肩を窄める。日本の冬もなかなかに寒いものだなとどうでもいい事を思っていると
「Aおはよー！」
「寒いのか！？A！おおおお俺が暖めてやろうか！？」
「峰田くんっ！セクハラだよ！それっ！」
「…おはよ」
後ろから駆け足で登校してきていた芦戸と葉隠
通り過ぎざまに挨拶をされたが返した声は2人に届いただろうか
いつも元気な2人だなとぼんやり見送った(何故峰田も連れ立って走ってるかは考えない)(地面に這いつくばって四つん這いになりながら器用に走る様子から察するが)
「A！早いのな！」
「！切島、おはよう」
「おう！あ、あけおめ！」
再びかけられた声は今度は通り過ぎることなく隣に並ぶ
快活な爽やかな笑顔を向けられそれに何故か安心感を覚えて寒さで力の入ってた肩が緩む
「うん、あけおめ」
「年末以来だもんな！元気してたか！？飯食ったか？！インターン、相澤先生とこだったよな！？どうだった！？」
「質問多すぎ…ふふ、元気だったよ。ご飯も食べた。インターンはたくさん特訓したよ」
「まじか！よかった！心配してたんだよ…！特訓とか漢らしくていいじゃねぇか！今度手合わせしてくれよな！」
「いいけど、負けないよ？」
「！…おうよ！望むところだ！！」
いたずらっ子のように笑うAの姿に切島は意外だと少し驚きに目を見開いた。そんな表情もできるのかと思う反面、入学当初は(作っていたとはいえ)少しは表情の変化や生意気っぽそうな感じがあった。抑圧され自己主張を極力しないようになってしまっていただけで本来はきっと表情豊かなタイプなのだろう
「(それだけ…俺らに心開いてくれたっつー事でいいんだよな)」
ブレザーの中にカーディガンは着てるがそれでも寒そうに震わせる姿を見て切島はニマリと口角が上がるのを止められなかった
「…、何笑ってるの？」
「ぅえ、？いや！何も！！」
「…変なの」
そういってAも僅かに口角が上がることを目敏くみつけた切島はますます笑みを深くし僅かに拳を握った
Aが笑ってくれるだけで心があたたかく嬉しくなる
平凡な今日がずっとずっと続けばいいのにと願うばかりだった
「あけましておめでとう！諸君！」
教室に入れば快活な挨拶とともに飯田に出迎えられ宛てがわれた自席に腰を下ろす。既に教卓には副委員長の八百万もいて、今日の内容が伝えられる
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みけいぬこ(プロフ) - どなるどさん» コメントありがとうございますっいただいた応援にこたえます୧( "̮ )୨✧︎ (3月14日 16時) (
レス) @page49 id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
どなるど - どの作品も大好きなんですが、この作品はその中でもとくに大大大好きな作品です！！続き気長にまってます🎶応援してます！❤️🔥 (3月13日 21時) (レス) id: 6d4f03cb94 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ラーメンさん» 2回目コメントありがとうございます！今は平穏な記憶をたくさん作っています( * ॑꒳ ॑*)これからが大変なので…頑張っていきますね (11月7日 21時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
ラーメン(プロフ) - 更新お疲れ様です！みんな可愛すぎてもうなんかやばいです。これからも愛読させていただきます！ (11月7日 17時) (レス) id: 79a6e04b38 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ラーメンさん» コメントありがとうございます！嬉しい：-：無理せず更新してきます！読んでくださってありがとうございますっ (10月5日 21時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年8月28日 13時
