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＿＿弔くんが力を手に入れたらいよいよやっちゃうんですね？全部、壊すby弔くんです
本当はそんなの微塵も興味ない
この世界がどんなに理不尽で生きにくくて抑圧された世界であろうとなかろうと
自分の愛する1人さえ自分の生きるその時にいさえすれば
＿＿…で、もう名ばかりのマフィアの総大将様は我々の力となってくれるのですかな？
隠しもしない嫌味を薄ら笑いと共に投げかけてくるリ・デストロ
その勢力の高さは彼自身のプライドの高さと比例するようだ
「どうだっていい。僕は僕のものを取り返すだけ、その為にヒーローと名の付く奴らが邪魔なんだ。あの子を取り返せるなら何でもするさ」
＿＿この間のような単独行動は控えてくださいね、いくらお人形が恋しいからといって
＿＿なぁんで、あんなガキ一人に執着してんだ？まぁ、そそられる奴ではあったけど
＿＿荼毘のはいじめがいがあるってだけでしょ
＿＿お前変態か！？羨ましいィ！
「Aに手を出したらお前を殺す」
「わざわざ言いに来なくても…殺気飛ばしまくってて気づいてるって。何？今から殺んのか？」
壁際に荼毘を追いやり胸ぐらを掴みあげるヴィクトリアはAが見てきた優雅で余裕のある様子は微塵もなく、砂埃で軋みボサボサになった髪をそのままに亡霊の様なくすんだ深淵の瞳で荼毘を睨みつける
「…そんなにあいつが大事か？いや、必要なんだよな？死にそうな面して」
「…黙れ…」
ギリギリと胸ぐらを掴む指先に力を込めても荼毘は痛くも痒くもないと言ったふうにニヒルな笑みを浮かべるだけ。やろうと思えばいつでもやれるといった態度がヴィクトリアの神経を逆撫でする
「お前の個性では俺を殺せない、そんなに睨みつけても何も怖くねぇぞ…所詮は弱い奴を従えるだけの個性だろ？お前の言う愛とやらで……ッ」
頬を何かが掠めそのすぐ後に一筋の赤い線が頬を伝う
痛覚の鈍った荼毘には肌を切った痛みは感じなかったが突きつけられる水色のそれにひゅーと楽しげに口笛を鳴らした
「どういうことだ？個性2つ持ちとか反則だろ」
「喋るな、虫唾が走る。お前に注ぐ愛なんて一欠片もないがいくらでも切り刻んでやれるぞ？欲しいか？」
「…そんな趣味はねぇ、どっちもいらねぇよ」
この場は引き下がる方が楽でいいかと荼毘は両手を上にあげ降参のポーズをとる。新たな個性が分かっても勝算は変わらないと思ってるのは今は秘密だ。本当は触れていたくなかったのか勢いよく腕を離すと舌打ちと共にヴィクトリアは背を向ける
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みけいぬこ(プロフ) - どなるどさん» コメントありがとうございますっいただいた応援にこたえます୧( "̮ )୨✧︎ (3月14日 16時) (
レス) @page49 id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
どなるど - どの作品も大好きなんですが、この作品はその中でもとくに大大大好きな作品です！！続き気長にまってます🎶応援してます！❤️🔥 (3月13日 21時) (レス) id: 6d4f03cb94 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ラーメンさん» 2回目コメントありがとうございます！今は平穏な記憶をたくさん作っています( * ॑꒳ ॑*)これからが大変なので…頑張っていきますね (11月7日 21時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
ラーメン(プロフ) - 更新お疲れ様です！みんな可愛すぎてもうなんかやばいです。これからも愛読させていただきます！ (11月7日 17時) (レス) id: 79a6e04b38 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ラーメンさん» コメントありがとうございます！嬉しい：-：無理せず更新してきます！読んでくださってありがとうございますっ (10月5日 21時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年8月28日 13時
