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「はぁ、はぁ…なぁ、ちょっとは手加減してくれてもいいんじゃないの」
「…したらしたで機嫌悪くなるくせに、絶対しない」
「…なんで個性使ってない時は返事すんだよ。ムカつく」
互いに肩で息をしながら睨み合う心操とA
インターン期間も一週間ほど経ち互いの手の内も分かってきたからかAの圧勝とはいかなくなってきた今日この頃
「(Aの課題は個性にまだ慣れてないのとスタミナ、心操は全体的な経験不足と初見ではない相手とのマンツーマン戦闘。心操はAに遠慮なく戦えてるからAの弱点や癖を把握しつつあるな…逆にAは遮断の個性の使い所がまだ掴めていない)」
冷静に二人を見続けてきた相澤は心操のスポンジのような吸収力と実行性に本当にヒーロー科入学の試験は非合理的だったなと改めて思い、更なる期待を心操に抱く
「A、次からは心操の言葉に必ず返事しろ」
「！」
そして、よく言えば慎重派悪く言えば率先力に欠ける臆病なAのケツをそろそろ叩く
「心操の洗脳の個性を受けてその都度それを遮断しろ。タイミングばかり見計らって何もしないじゃあ意味がない。インターン期間中にその個性を自在に操れるようにしてもらうと言ったな。精神操作系にも物理的にも遮断ができるお前の個性は可能性が多い。使いこなせ」
「は、だってさ。使いこなさないとボコボコにするよ？」
心操贔屓に見えなくもないその指示に、プラス挑発するような(挑発しまくっている)心操の言葉にAは苛立ちや悔しさのようなどろりとした感情が湧き上がるのを感じる
「やれるもんならや……ッ」
キィン…と意識が遠のく感覚に負けるものかと強く拒絶の意志を示す。一瞬飛んだ意識が浮上すると知らぬ間に目の前には心操の脚があり咄嗟に両腕でガードするもその勢いに後方に吹っ飛ばされる
「今日こそは勝たせてもらう」
ニヤリと楽しそうに笑う心操
ヒーロー科のプライドだとか、戦闘経験の差で格下に負けるものかとかそんな感覚は持ち合わせていないはずだったのに
Aは何故か心操には負けたくないと強くそう思う
＿＿敵向けの個性だから人を使わなきゃここまで上がれなかった…お前もどうせ強個性なんだろ？あんな手でしか点取れない俺を間近でみて見下してたか…
出会いは間違いなく最悪だった
そんなつもりはなかったし、あの時の自分が心操を見下すなんてありえなかった
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みけいぬこ(プロフ) - どなるどさん» コメントありがとうございますっいただいた応援にこたえます୧( "̮ )୨✧︎ (3月14日 16時) (
レス) @page49 id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
どなるど - どの作品も大好きなんですが、この作品はその中でもとくに大大大好きな作品です！！続き気長にまってます🎶応援してます！❤️🔥 (3月13日 21時) (レス) id: 6d4f03cb94 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ラーメンさん» 2回目コメントありがとうございます！今は平穏な記憶をたくさん作っています( * ॑꒳ ॑*)これからが大変なので…頑張っていきますね (11月7日 21時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
ラーメン(プロフ) - 更新お疲れ様です！みんな可愛すぎてもうなんかやばいです。これからも愛読させていただきます！ (11月7日 17時) (レス) id: 79a6e04b38 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ラーメンさん» コメントありがとうございます！嬉しい：-：無理せず更新してきます！読んでくださってありがとうございますっ (10月5日 21時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年8月28日 13時
