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『A少年がヴィクトリアと接触した！？A少年は無事なのかい！？』
「その可能性が高いという話だよ、オールマイト。Aは無事だ、個性が暴発したのか制御が出来なくなっててついさっき落ち着いたよ」
『でも個性制御のヘッドホンはしてたんだろう？』
「してたさ、A自身も大分制御できるようになってた…」
『……A少年の中でヴィクトリアの存在がやはりまだ、』
「大きいものなんだよ。まさか…接触してくるとは思わなかった…私のミスだ」
「そんな、こと…ごめん、なさい…」
車を運転しながらBluetooth接続で通話していた塚内は弱々しく聞こえてきた声にちらりと背後に目を向ける。後部座席に小さく踞るように座るAは未だにガタガタと震えヘッドホンを越しに耳を塞いでいる
僅かに瞳はオパールに輝きまだ個性が発動してることを察する
「A、謝ることはない…だからゆっくり落ち着いて。まずはその個性の発動を止めるんだ」
努めて優しくそう声をかける
塚内の言葉は聞こえているようで涙を溜めた瞳をひそめ何度も頷き個性を止めようとしてるのかAはぎゅっと一度固く目を瞑った
「今神社一帯を巡回中の各員には捜索に当たってもらってる…個性で移動されてたら見つけられないだろうけど」
『shit!まさかそんな一通りの多いところで接触してくるなんて…誘拐が目的だったのか』
「…というより、確認にきた。その方がしっくりくるかな。Aの中に自分の存在がどれだけのものか、そして思い出させるために」
『奴の意図が分からない。何故そこまでA少年に固執するんだい？！』
「それは…私が聞きたいよ」
平穏を、安寧を願った矢先にこんな事になるなんて神はいないと言われているようでハンドルを握る手に力が篭もる
「ごめん、なさい…ごめっ…なさ……ぃ」
「…」
繰り返される謝罪に塚内の胸は締め付けられ怒りがふつふつと湧き上がる
何故、この子がこんなに謝らなければならない
何故、苦しめられなければならないのか
この怒りも聴こえてAは謝っているのかもしれない
でも、怒りの炎を消すことはなかなか出来そうになかった
「…早めにあいつから話を聞き出す必要がある。連合の事も奴のことも」
『……その前に今日はもうゆっくり、そばにいてあげるんだ。今安心させてあげられるのは君だけなんだから』
「あぁ、分かってる。すまない、熱くなってしまって」
『分かるよ』
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みけいぬこ(プロフ) - どなるどさん» コメントありがとうございますっいただいた応援にこたえます୧( "̮ )୨✧︎ (3月14日 16時) (
レス) @page49 id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
どなるど - どの作品も大好きなんですが、この作品はその中でもとくに大大大好きな作品です！！続き気長にまってます🎶応援してます！❤️🔥 (3月13日 21時) (レス) id: 6d4f03cb94 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ラーメンさん» 2回目コメントありがとうございます！今は平穏な記憶をたくさん作っています( * ॑꒳ ॑*)これからが大変なので…頑張っていきますね (11月7日 21時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
ラーメン(プロフ) - 更新お疲れ様です！みんな可愛すぎてもうなんかやばいです。これからも愛読させていただきます！ (11月7日 17時) (レス) id: 79a6e04b38 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ラーメンさん» コメントありがとうございます！嬉しい：-：無理せず更新してきます！読んでくださってありがとうございますっ (10月5日 21時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年8月28日 13時
