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＿＿…
ボゴボゴッ！！！
冬の寒さが肌を刺す
少し前まで夏が終わり秋の訪れを感じていたはずなのに早いものだと時の早さを惜しむ
暗闇の生活にも慣れてしまい、見えない獣道を楽々と歩く
遠くで何かが爆ぜ地面が抉れる音を聞きながらまた今日もやっているのかとぼんやり思う
「未来の王様がピンチです！」
「いつもの事だ」
「…」
聞こえる声にピクリと白藤の耳が揺れる
ここ最近で聞き慣れてしまったその声に
近くにいるという事実に少し安心してしまう
そんなこと、あってはならないのに
「Aくん、そこ岩転がってるのです。気をつけてください。転ぶと痛いのです」
「…分かった。ありがとう」
「ふふっ。お礼を言われました。照れマス」
柔らかな女の子の声
鳴り止まない殴打音とミスマッチするその声の主は
気恥しそうな笑い声を漏らすとひらりとその場を1回回ったように感じた
不自然に風がAの頬を撫でる
「ぬくい」
「金ねぇのに無駄遣いして…」
ため息とともに飽きれた声
もう一人の耳慣れた声の主、スピナー
目が見えなくなって、殻木という男の元に行って戻ってからというもの、敵連合面々はずっと戦い続けている
正確にはギガントマキアと死柄木弔が、だ
「寒いと動きが鈍るのです」
「まァ…」
ギガントマキアを掌握しろ
それが死柄木弔に課せられたものだ
心の底から死柄木を否定し嘆く巨体
腕を一振すれば地面が抉れその風圧で簡単に人は吹き飛ばされる
死柄木以外興味がないのか無闇矢鱈に攻撃してくることはないがその余波はここにいれば必ず受ける
逃げるにも視力を奪われここがどこかもはっきり分かってないから下手に動けず、かといって何もしないでいればギガントマキアの攻撃で簡単に潰されてしまう
身を守るため、視覚以外の感覚を研ぎ澄まし攻防に助力する形になってしまった
氷塊を薄く伸ばし防御壁代わりにしたりもするから周りを助けているような形にもなってしまい出会った最初よりは信用を得てしまったのか敵意は大分薄れているように感じる
「AくんもAラインがかぁいいですよね！」
特にトガは歳が近いからか最初から友好的な感じはしていたが1番話しかけてくるし交わされる会話は学生同士の会話のそれのようである
「(Aライン…？)かわいいかは分かんないけどあったかそうな感じはする、けど足元は変わってない？風の通りが変わってない」
「足元はニーハイなのです。女の子はオシャレのためなら我慢できるのです」
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みけいぬこ(プロフ) - カナデさん» コメントありがとうございます！ご心配ありがとうございます！無理のない範囲で更新してますので(*ˊ˘ˋ*)楽しんでいただけるのであればさくさく更新していきますよー( ⸝⸝⸝ ̫⸝⸝⸝)◦♡︎ (6月29日 10時) (
レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
カナデ(プロフ) - 最近更新多くてすごく嬉しいですが、ご無理なさらず…！！！に、頑張ってください〜！！ (6月28日 14時) (レス) @page16 id: 67591852ec (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - カナデさん» コメントありがたやー神(´；ω；｀)神。読んでるよーってわかるコメントとても嬉しいです！噛みしめて更新します✧︎ (6月6日 20時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
カナデ(プロフ) - 更新ありがたや〜噛み締めて読みます…！！ (6月6日 18時) (レス) @page5 id: d6342d80f2 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ゆるさん» 失礼しました(̨̡՞ . .՞)̧̢…💦 (6月6日 0時) (レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年6月5日 17時
