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＿＿…
「(何でこんなとこに俺いるわけ？！)」
上鳴電気は今置かれてる現状の理解が追いついておらず個性も使ってないのにショート寸前だった
何故か知らないが目の前にはガンギレの爆豪に襟元を捕まれ
「爆豪くん落ち着きなよ〜怒ると血圧上がるよ？」
「っせーなヘラ鳥は黙ってろ！つーかてめェ関係ねーだろうが！！」
「えーそんな部外者扱いしないで。さみしいじゃん」
「コロス！」
「落ち着け、爆豪。話が進まん」
焼き鳥片手にヘラヘラとしたNo.2ヒーローのホークスに優雅に足を組んで座るNo.3ヒーローベストジーニスト、そして呆れた表情の担任相澤とその腕に抱かれた仔竜の姿のA
「上鳴、爆豪は気にしなくていい。さっき言ったことは決定事項だ。Aはお前達の班に任せる」
「気にしろ！！だからなんでっそーなんだよ！！」
「ウェ……」
淡々とした相澤の言葉は理解できないわけではない、けれど理解できない。やっぱり俺頭悪いのかなと悲しみと混乱で涙が出てきてしまった
今日は決戦前のリラックスタイムだったはずなのに…と思っているとパタパタと翼をはためかせて相澤の腕の中にいたAが上鳴の元、爆豪との間に静かに舞い降りた。咄嗟に手を出せばその両腕にすっぽり収まるから慌てて両腕に力を入れて支えてやる
「かつき、怒らないで。僕、できることしたいの」
「はァ！？ンなこと……っ」
「おーるふぉーわん、倒さなきゃみんなでいれる明日なくなるかもしンないんでしょ？僕、そんなのいやだ」
「A…」
鬼の形相の爆豪を真っ直ぐ見つめてそう話すA
こんなにはっきり話せる奴だったろうか、と上鳴は内心驚いた
「かつきの僕を守ってくれる優しさ、ちゃんと伝わってるよ。嬉しい思う。でも…僕もかつき守りたい、傷ついてほしくない……それみんなに思う。僕だけ安全なんて…やだよ」
「A、お前…」
記憶が戻ったのかと思ったが振り返ってきたAの瞳は前のように翳りがあるものではなくて、この短期間の間でそこまでの思いを巡らせる事ができるようになったんだな、と何となく悟った
その他人を気遣う優しさは性根のものなんだな、とかあんなに無知で赤ん坊のようだったAの成長のようなものを垣間見て上鳴はぐっと胸に込上げるものがあった
嬉しいような寂しいような、そんな複雑な気持ち
自分でそうなのだから目の前の友人はそれ以上だろうなとぐっと奥歯を噛み締めた
ここに呼ばれた意味を、きちんと受け止めなければいけない
.
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みけいぬこ(プロフ) - 本好きさん» コメントありがとうございます！続き16は少しずつ執筆させていただいてます！よろしければ読んでみてください！原作が佳境でなかなか進められてませんが💦 (7月18日 16時) (
レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
本好き - 面白かったです♪ りゅうがすごく可愛いです。更新頑張って下さい。続きを楽しみにしています！ (7月13日 16時) (レス) id: 225623cf6e (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 琴葵さん» こちらこそ、コメント＆リピートありがとうございます！！読んでくれてる人がいるというのは励みになります！練って練って更新していきますね！ (2023年4月5日 22時) (レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
琴葵(プロフ) - 更新本当にありがとうございます。更新されてうれしく、何度目か分からないのですが最初からまた読ませて頂きました。更新本当にありがとう。投稿者様、ご多忙な時期かと存じますがご自愛くださいませ。更新心から応援しております！ (2023年4月5日 20時) (レス) @page42 id: 2a7eef1005 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ゅさん» コメント＆一気見ありがとうございます！！とても嬉しいです！原作に圧倒されてこの後どうしようかと更新遅延気味ですが頑張って進めますのでまたぜび読んでください！ (2023年3月24日 7時) (レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年2月18日 18時
