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「…ったく、またか…」
明日の為に最終確認も兼ねて地下に作ってもらった訓練場で物間の調子を見ていた相澤は頭上を淡い光の集合体が現れた事に瞬時に何が起こるのかを察した
「！？イレイザー、どういうことだっ…！」
目を見開いて驚き固まるブラドと物間を目の前に光の中から飛び出してきた人物を片手で抱きとめながら深いため息とともにもう片方で額を押える
「しょーた！いたー！」
「Aくん、が…何故ここに？しかもチートな登場の仕方で…」
「あぁ、すまん。気にしないでくれ、言い聞かせるから」
物間が「僕が黒霧の個性を操るのにこんなに時間かけてるのに…一瞬で」などとぶつぶつ呟き廃人になりそうな様子をブラドが慌てて宥める。コピーできたものの扱うのはやや難しくここ数日使いこなせるように訓練をしているだけに、楽々といった様子で次元を超えて移動してくる様を見せられるのは辛いものがあるだろう
「しょーた！探したの！聞きたいことがあるの！」
「A…その移動はダメだって言ったろ」
「あ、でも…タブレット？は通ってないよ？これもダメ…？」
「…自分の足で移動しない方法は全部だめだ。覚えときなさい」
「…ごめんなさい」
しゅんと項垂れてしまう姿に胸が痛くなる
けれどこれを、許してしまったら今後Aを守ることが難しくなるのも事実なので心を鬼にする。まあ、今は理解し反省の色も見えるのでポンと頭を一撫でし、Aがここに来た理由を尋ねることにする
「俺に聞きたいことってのは何だ？」
「…あのね、僕ね」
下げていた視線を恐る恐る、でも強い光を伴って見上げてくるA
無垢な真紅の瞳の中に自分が写ってる
こんなに強い光を灯していただろうかと思った
「僕、戦うじゃない何かできない？守ってもらってばっかりはズルいと思うの。僕も大切なみんな守りたい。待ってるだけはもういやだよ」
「…A」
それは今まで聞けなかった、聞こうともしなかったAの本当の気持ちなのではないだろうか
一方的にこちらの気持ちを押し付けて1人にしていたあの頃のAの思い
「…なんの事だ？」
「とぼけちゃだめ！おーるふぉーわん？と戦うってベストジーニストから聞いたもん、ちゃんと分かるもん！」
ジーニストさんは向き合う事を選んだのか、じゃあここで有耶無耶にしてはダメだな、瞬時に思い直す
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みけいぬこ(プロフ) - 本好きさん» コメントありがとうございます！続き16は少しずつ執筆させていただいてます！よろしければ読んでみてください！原作が佳境でなかなか進められてませんが💦 (7月18日 16時) (
レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
本好き - 面白かったです♪ りゅうがすごく可愛いです。更新頑張って下さい。続きを楽しみにしています！ (7月13日 16時) (レス) id: 225623cf6e (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 琴葵さん» こちらこそ、コメント＆リピートありがとうございます！！読んでくれてる人がいるというのは励みになります！練って練って更新していきますね！ (2023年4月5日 22時) (レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
琴葵(プロフ) - 更新本当にありがとうございます。更新されてうれしく、何度目か分からないのですが最初からまた読ませて頂きました。更新本当にありがとう。投稿者様、ご多忙な時期かと存じますがご自愛くださいませ。更新心から応援しております！ (2023年4月5日 20時) (レス) @page42 id: 2a7eef1005 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ゅさん» コメント＆一気見ありがとうございます！！とても嬉しいです！原作に圧倒されてこの後どうしようかと更新遅延気味ですが頑張って進めますのでまたぜび読んでください！ (2023年3月24日 7時) (レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年2月18日 18時
