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この世界に目覚めて初めて個性のようなものを使った時、それに万能さはないと肌で感じた
あの時は世界の理不尽さに怒りに振るえていたと思っていたけど
その実悲しみに打ち震えていたんだろう
最近爆豪に感じる怒りやAの腕を切り落とし自分が生まれる原因になった奴らを思い出すと体の奥から熱く燃えたぎる何かが溢れる感覚がして自分の周りの温度が上昇する感じがしていた
「……そうだな、俺にAと同じなんでも願ったら叶う様な個性はねぇ。自分の感情に合わせて力が具現化するって程度だ」
「え！？初耳、なにそれ！！」
「……言ってねぇから。あと上鳴電気マヌケな声出すな。力抜ける」
「えぇ！？ひどくね！？」
真剣な話をしてるっていうのに場の空気を和ますというか不思議な空気感をもつ上鳴に緩みそうになる頬をるいは唇を噛んで耐える。こんなにアホそうで平和そうな人間がいるものなんだな、とこの世界にきてAが生きてる事の次くらいに嬉しいことかもしれないと思っている自分がいる
「AFOがサーチできないAそっくりの奴がその場にいたら少なからず動揺するんじゃね？って言うのが言いたいことでOK？俺はAが安全なところに監視付きでいてくれるんなら戦場にでもどこにでも行ってかまわねぇけど」
「Aくんは私と塚内くん2人で必ず見る。指揮を執るのに必要最低限の人だけが知るコントロールルームだ。緊急時はその建物ごと移動する」
「おっけ、それなら俺はあんたらの言う通りに動く。仮免もなんも持ってないけど戦場出してくれんの？」
「許可はもらっている」
「そ。なら俺の話はいいよ。先進めて」
「ちょちょちょちょ！！たんまたんま！」
この話は終わりだと次に進ませようとした所を上鳴が両手を振って間に割って入り焦ったような表情でるいの肩を掴む
「何、上鳴電気」
「るい自分が言ってること分かってる！？それってお前自身戦いでるってことっしょ！？」
「分かってる。この話が出なかったら俺から進言するつもりだった。俺も戦いに参加する」
「なんで！？」
「Aを守るためだ。敵に把握されてないイレギュラーが俺だろ？使える駒は出し惜しみせず使って少しでもチャンスを掴むべきだ。狡猾で臆病者、ボロ出さないやつの虚をつけるならその面拝んでやろうぜ」
Aの記憶に残るAFOや敵達の楽しげに歪むあの顔を苛立ちや困惑に歪ませられるなら何でもしてやる
守られてるだけのお荷物でいるのはもう終わりだ
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みけいぬこ(プロフ) - 本好きさん» コメントありがとうございます！続き16は少しずつ執筆させていただいてます！よろしければ読んでみてください！原作が佳境でなかなか進められてませんが💦 (7月18日 16時) (
レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
本好き - 面白かったです♪ りゅうがすごく可愛いです。更新頑張って下さい。続きを楽しみにしています！ (7月13日 16時) (レス) id: 225623cf6e (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 琴葵さん» こちらこそ、コメント＆リピートありがとうございます！！読んでくれてる人がいるというのは励みになります！練って練って更新していきますね！ (2023年4月5日 22時) (レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
琴葵(プロフ) - 更新本当にありがとうございます。更新されてうれしく、何度目か分からないのですが最初からまた読ませて頂きました。更新本当にありがとう。投稿者様、ご多忙な時期かと存じますがご自愛くださいませ。更新心から応援しております！ (2023年4月5日 20時) (レス) @page42 id: 2a7eef1005 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ゅさん» コメント＆一気見ありがとうございます！！とても嬉しいです！原作に圧倒されてこの後どうしようかと更新遅延気味ですが頑張って進めますのでまたぜび読んでください！ (2023年3月24日 7時) (レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年2月18日 18時
