仔竜、お引越しする ページ15
「るい！るいだー！」
「ッ！？……A……！」
ホークス達を足に雄英に戻った爆豪と切島は(切島はひたすらに感謝と謝意を込めて何度も頭を下げた)(爆豪は平然としていて大物になるねとホークスに言われた)寮に戻った
帰りを待っていたのかほぼ全員が談話室で寛いでいて早速飯田が労いの言葉をかけてくれ上鳴や瀬呂が茶化しに立ち上がった
その誰よりも早く目敏く気づいたるいは珍しく涙ぐみ、汐らしい様子で駆け寄ってきたかと思えばへらとした笑みを浮かべていたAに抱きついた
「うぇ！？A！！？」
「うっそ！A元の姿に戻ってんじゃん！どういうこと！！？」
上鳴の驚きの声を皮切りに芦戸が葉隠を連れ立って近寄り他メンバーもぞろぞろと集まりだした
ずつと仔竜の姿だったAがいきなり元の姿に戻って帰ってきたのだ。驚かない方がおかしいというもの
「A……ッA、ぐすっ……」
「るいー？泣いてるのー？なんで、どうしたー？」
「同じ顔が抱きあって……なんかすげぇ禁だ…」
「はい、峰田は黙ってようねー」
鼻息荒くヨダレを垂らす勢いの峰田を瀬呂のテープが一瞬で捕縛する。その速さと言ったら目で追えない訓練の賜物だ
「まぁ、るいさんが…」
「こう見るとるいくんの方が弟感あるような」
「ケロ、るいちゃんはAちゃんから生まれた様なものだからそう感じるのは間違いではないと思うわ」
「これが俗に言うツンデレ」
「(常闇くんでもそんな言葉知ってるんだ……！)」
麗日や八百万の後ろをついていっていた緑谷は聞いてはいけない常闇の独り言を聞いてしまい恥ずかしさに赤くなればいいのか驚きに青くしたらいいのか分からなくなった
「ねーねー爆豪くん、切島くんどういう経緯でAくん元に戻ったの？」
何はともあれ、葉隠の言う通りこの数時間の間、正確にはタブレットに消えた時から今までで何があったのかそこが誰もが知りたいことではあった
「すまん！それは俺らにも分かんねぇんだ！相澤先生のとこ呼ばれていったらもうすでにこうでよ」
パンッと勢いよく顔の前で手を合わせる切島はそのまま深々と頭を下げる
説明できることが何も無いのだ。ただ、2人は迎えに行っただけのようなもの
「とりあえずは記憶は戻ってねぇみたいででも俺らの事は理解してるみてぇってことくらいしか」
「え！私たちのこと覚えてるの！？」
パァっと笑みを浮かべる芦戸はくるりと方向を変えAに近づいた
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 215人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みけいぬこ(プロフ) - 本好きさん» コメントありがとうございます！続き16は少しずつ執筆させていただいてます！よろしければ読んでみてください！原作が佳境でなかなか進められてませんが💦 (7月18日 16時) (
レス) id: cde2af9807 (このIDを非表示/違反報告)
本好き - 面白かったです♪ りゅうがすごく可愛いです。更新頑張って下さい。続きを楽しみにしています！ (7月13日 16時) (レス) id: 225623cf6e (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 琴葵さん» こちらこそ、コメント＆リピートありがとうございます！！読んでくれてる人がいるというのは励みになります！練って練って更新していきますね！ (2023年4月5日 22時) (レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
琴葵(プロフ) - 更新本当にありがとうございます。更新されてうれしく、何度目か分からないのですが最初からまた読ませて頂きました。更新本当にありがとう。投稿者様、ご多忙な時期かと存じますがご自愛くださいませ。更新心から応援しております！ (2023年4月5日 20時) (レス) @page42 id: 2a7eef1005 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ゅさん» コメント＆一気見ありがとうございます！！とても嬉しいです！原作に圧倒されてこの後どうしようかと更新遅延気味ですが頑張って進めますのでまたぜび読んでください！ (2023年3月24日 7時) (レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年2月18日 18時
