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目の前に見えるものはレディ・ナガンの記憶そのものだった
壮絶な暗い過去からここ数日の出来事
そしてついさっきの緑谷達との会話
全てが映し出されていた
『あの子と戦ったなら分かったはずだ！放り投げるにはまだ時期尚早です！知ってることを教えて下さい！希望を次に繋いでください！』
オールマイト達は崩れかけボロボロに燻ったレディ・ナガンを空中で抱き抱えるホークスの決死の言葉に胸を打たれる
『利用されて終わるな！あなたはヒーロー！レディ・ナガンだろ！！』
その言葉にどれだの思いが込められているだろう
その言葉を受けレディ・ナガンの心が揺れる
＿＿なんで、そんなキラキラした目でいられるんだ
先の見えないこの混沌の中にあってなんで…
彼女が閉じていた目を開いた先には
いないと思っていた
ないと思っていたかつて憧れ望んだ未来が、あったのだろう
だから、下ろした腕をまた伸ばそうと思えた
『二ヶ月…以内に！灰掘の森林…洋館へ標的を連れてくることっ！！』
パリンッ
「「「「「！！」」」」」
真剣に魅入っていたガラスのようなスクリーンの映像が、レディ・ナガンの決死の叫びを映してすぐ割れて崩れ消えていった
地に何一つ残さないその夢のような光景に、その崩れた意味を瞬時に思い至りそれぞれが目的の者を探すべく視線をさ迷わせる
「Aくんっ！！」
すぐに緑谷が声を上げ、緑谷に抱かれ仰向けに倒れるAの姿があった
「Aくんっ！キャパオーバーか…！」
その長い脚で1番にAの元に辿り着いたベストジーニストは個性で編み上げた布でひとまず頬を伝う血を拭う
Aを連れ立ってから今日までで一番長い時間個性を使わせた。その瞳は固く閉じられているものの、眉間のシワは深く刻まれ雨に混じってしまっているが脂汗を滲ませるAの姿に痛みを伴ってることを悟る
触れるその肩はなかなかに熱かった
「エンデヴァーさん！救急もう1台追加です！」
「ホークス！貴様が連絡しろっ！！」
「エンデヴァー落ち着いて！？私がするよっ！」
心配してるのかそうでないのかそんな声を背に聞きつつベストジーニストはまた別で布を編み上げるとAの目元をそっとそれで覆ってやる
「ベストジーニスト、Aくん…」
「彼女に何か通ずるものを感じたのだろう…彼女の記憶の映像の中に、彼の思いも混じっていたように思う」
「…そう、ですね」
記憶を見ている間、緑谷は友の声を聞いた気がした
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あの - まじで、あの、好きです！！！！早く平和になってイチャこらしてる2人が見たいです！！！！！ (2023年2月22日 12時) (
レス) @page50 id: e2320a25d7 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - りんごさん» りんご様ありがとうございます！とても嬉しいいい(*ˊ˘ˋ*)非戦闘員であの怒涛の原作どこまでついていけるか分かりませんが(´•ᴗ•;ก)終わりまでぜひ楽しんでいってください！ (2023年2月18日 8時) (レス) @page48 id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - このシリーズにどハマりしてしまいました＞_＜♡がち最高です❤️🔥❤️🔥続きまってます！ (2023年2月12日 10時) (レス) @page40 id: 8b4cfe6f33 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ｃｃさん» コメントありがとうございます。先品を作る上でイメージから入ってるところがありまして愛着のあるもので掲載させていただいていました。見ずしてお話にいけるよう修正しましたのでこちらでお許しいただけたらと思います。 (2023年2月9日 15時) (レス) @page1 id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
ｃｃ - 主人公のイメージいらない (2023年2月9日 10時) (レス) id: 4a4dc79469 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年1月6日 12時
