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各々がしてしまった罪を今更なかったことにもしないし許しを乞うつもりもない。それを償うために今をどうにかしようとただひたすらに走るしかないと
向けられる視線も言葉も
それが真実だろうとそうでなかろうと
全て受け入れて受け止めて進むしかないと
その渦中でこうやって
理不尽や虚偽や疑心や陰謀を悲しみ憂いてくれる存在がいる
一人でも、埋もれてしまった真実に根底の想いを汲んでくれる人がいる
「…お前が気に病むことはない。この混沌を終わらせればいいだけのこと」
「だけどっ…エンデヴァーさん、辛そうじゃないです、か…」
「多くに見てもらえなくても、見ててくれる人がいると分かっているから…平気だ」
「うっ……ﾋｯｸ……」
「すまない、お前にも被害がでかねん状況になってきている…」
「俺はいいんですっ…俺は俺の罪を償うためにここにいるんだ！俺があっちに連れてかれて緑谷やエンデヴァーさん達が動きやすくなるならその時はっ」
「Aくん、その考えは捨てたまえ。そんな事は何があってもさせない」
Aの言葉を遮る様にベストジーニストが強く言葉を紡ぐ。そのような自己犠牲は求めていないとその目で訴える
「…俺達のことで泣いてくれるなら、同じ思いにはさせないでくれ。お前は焦凍にとって大切な人だと聞いている。お前の身はこの俺が必ず守る」
「…！焦凍、が…」
「ヒュー、焦凍くんそんな事言ってんすか！」
「茶化すな、ホークス」
涙で濡れるAの頬を恐る恐る割れ物を扱うかのようにエンデヴァーはそっと触れ、広い親指の腹で優しく拭ってやる。碧の瞳をまん丸く見開いたAと目が合い、こんな無垢な瞳を向けられたのはいつぶりだろうかと少し嬉しくどこか気恥ずかしくふと口元が緩んでしまった
ここ最近引き攣りっぱなしで固く強ばっていたエンデヴァーの心が少し和らぐ
愛息子である焦凍がただ一人の人間の未来を案じていた
共に生きたいと、彼の平穏を隣で守りたいのだと言った時には何を言ってるのだと思った
「…ありがとう、こんな俺を見捨てず見ていてくれて」
「ﾋｯｸ…見ていてくれと言ったのは……エンデヴァーさんじゃっ…ないですかっ……」
「…そうだな、俺、か…」
今の世の中
プロヒーローエンデヴァーの言った言葉を
覚えてくれている人間が一体何人いることだろう
覚えていたとして、その言葉を何人が真に受けてくれていただろうか
唯一かもしれない一人が、今目の前にいてくれている
それはとても尊い奇跡のようなものではないだろうか
．
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あの - まじで、あの、好きです！！！！早く平和になってイチャこらしてる2人が見たいです！！！！！ (2023年2月22日 12時) (
レス) @page50 id: e2320a25d7 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - りんごさん» りんご様ありがとうございます！とても嬉しいいい(*ˊ˘ˋ*)非戦闘員であの怒涛の原作どこまでついていけるか分かりませんが(´•ᴗ•;ก)終わりまでぜひ楽しんでいってください！ (2023年2月18日 8時) (レス) @page48 id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - このシリーズにどハマりしてしまいました＞_＜♡がち最高です❤️🔥❤️🔥続きまってます！ (2023年2月12日 10時) (レス) @page40 id: 8b4cfe6f33 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ｃｃさん» コメントありがとうございます。先品を作る上でイメージから入ってるところがありまして愛着のあるもので掲載させていただいていました。見ずしてお話にいけるよう修正しましたのでこちらでお許しいただけたらと思います。 (2023年2月9日 15時) (レス) @page1 id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
ｃｃ - 主人公のイメージいらない (2023年2月9日 10時) (レス) id: 4a4dc79469 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年1月6日 12時
