die das Feuer entzünden ページ2
人には多くの知らない面がある
輝かしい功績と堂々たる見た目のその内側に
どんなものを抱えてるかなんて
ただぼぅっと見てるだけでは分かりえない
どんなに鮮烈に思い焦がれその背を追ったとしても
理解出来ることは僅かだ
「あなたは行かなかった…」
「薪をくべてしまうだけだと…いや、なんと声をかけていいか分からなかったんだ…」
「私もそうだった」
家族であってもそれはきっと同じ
抱えてるものを知るには言葉が必要で
向き合う心が必要で
認め合う姿勢が必要で
「燈矢を殺してしまったことで後に引けなくなっていた…焦凍に傾倒する他なくなっていた…エスカレートしていくあなたがおぞましくて…子供たちにまで面影を見るようになった」
「壊れてるのを知りながら怖くて踏み込めなかった…上っ面で繕うことしかしてこなかった…」
「全部あんたが始めたことであんたが原因だ、でも…」
言葉を交わして自分の心を相手に伝えて
それぞれが何を思い何を感じどうしたいのか
「俺がぶん殴って燈矢兄と向かい合わせてやれてたら…荼毘は生まれてなくて焦凍に盛りそばをご馳走してやれてたかもしれない」
知ってもらって感じあって
理解していくんだろう
互いを知って信じ合えるのだろう
馴染みあって歪がなくなっていくのだろう
「責任はあなただけのものじゃない」
そう話す冷は凛としていて手に持つ竜胆のように美しかった
「心が砕けても私たちが立たせます。あなたは荼毘と戦うしかないの」
「…おまえ本当に冷か…？」
か細いエンデヴァーの声がした
不安に押し潰されそうな弱々しい声
誰にも助けてが言えないいつの日かの自分のようだと思った
「(違う、この人はあいつなんかと全然違う)」
前にも思ったこの気持ちはいかに自分の周りがおかしかった事を証明した
名ばかりの父親は家族は
寄り添う事なんてなかった
己の欲に最初から最後まで忠実で下衆だった
最初はたしかに欲からの行動かもしれない
けれどその過程で後悔や葛藤がたくさんあった
選びたかった未来と歩んでしまった現実の差異に耐えられなくて歪んでしまっただけ
きっと誰もが最善を尽くして心が壊れないように必死だった
その道が間違いだとしても必死に生きてきた
その気持ちは痛いくらいにAには理解できた
「私たちよりよっぽど辛いハズの子が…」
「！」
そっと背を押され夏雄の背に隠れていたAはとんと焦凍の隣に並ばせられた
綺麗な左右で色の違う瞳とかち合った
．
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あの - まじで、あの、好きです！！！！早く平和になってイチャこらしてる2人が見たいです！！！！！ (2023年2月22日 12時) (
レス) @page50 id: e2320a25d7 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - りんごさん» りんご様ありがとうございます！とても嬉しいいい(*ˊ˘ˋ*)非戦闘員であの怒涛の原作どこまでついていけるか分かりませんが(´•ᴗ•;ก)終わりまでぜひ楽しんでいってください！ (2023年2月18日 8時) (レス) @page48 id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - このシリーズにどハマりしてしまいました＞_＜♡がち最高です❤️🔥❤️🔥続きまってます！ (2023年2月12日 10時) (レス) @page40 id: 8b4cfe6f33 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ｃｃさん» コメントありがとうございます。先品を作る上でイメージから入ってるところがありまして愛着のあるもので掲載させていただいていました。見ずしてお話にいけるよう修正しましたのでこちらでお許しいただけたらと思います。 (2023年2月9日 15時) (レス) @page1 id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
ｃｃ - 主人公のイメージいらない (2023年2月9日 10時) (レス) id: 4a4dc79469 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2023年1月6日 12時
