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「同じ元無個性でAFOと闘う重圧を背負った彼を知って自分の惨めさに絶望した…彼の心配より先に絶望した自分に絶望したんだ……性根が腐ってたんだよ…」
悲劇の主人公
自分で自分を卑下する言葉を連ねる姿に
緑谷は強く拳を握った
強い感情が溢れだしそうだった
「青山優雅は根っからのヴィランだったんだよ……」
「じゃあなんで合宿でかっちゃんと常闇くんを助けようとしたんだよ！」
思い出すのは荼毘達と対峙した時に放たれた一筋の光
あれがなければ敵の隙を付けず常闇の奪還は不可能だった
「あの夜のチーズは、AFOに言われてやったのかよ……！？違うだろ！！？」
泣いて絶望しながら
罪を認めながら自分を卑下しながら
緑谷には懇願してるような助けを求めてるような気がした
ずっとずっとずっと前からきっとそうだった
「あれは……僕が気づけなかった！SOSだったんだ……だって！取り繕わずに泣いているのは…AFOの言う通りにできなかったからじゃあないだろう……！」
青山は今日会う前に両親と話をしてる時
『AFOの言っていた白い竜はいるのかい？優雅！』
と、そう言っていた
「君は…Aくんの存在を大分前から知っていたはずだ……！なのにそれを両親に言ってなかった……！言わないでいてくれた……AFOに心を利用されても全ては明け渡さなかったヒーローを僕は知ってる！心が押し潰されただけだ！！」
「緑谷少年……！」
知っていたなら何か違っていたかもしれない
そう思うことばかりだった
「罪を犯したら一生敵だなんてことはないんだ」
それは理想であり願望だ
それを許すかはその人次第だし
世界の常識ではない
けど、理想を追い求めたい
切り捨てたくはない
「この手を握ってくれ、青山くん！」
はじまりがどうであれ
同じヒーローを夢みたことに変わりはない
同じ境遇で同じ夢を望んだ
その進む道が違っていたとしても
その想いが嘘だなんてことはないのだから
「君はまだヒーローになれるんだから！」
友を助けたいと思ってくれた君がいた事実は嘘ではないのだから
．
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みけいぬこ(プロフ) - ユキさん» ユキ様コメントありがとうございます！私の趣味趣向を盛り込んだお話楽しんでいただけて何よりです！原作に追いつく勢いなのでゆっくり更新ですが楽しんでいただければと思います！ (2023年1月19日 14時) (
レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - はじめまして。竜ってかわいい設定だな、と気になり拝見していたところ、気付けば夢中になって一気に読み進めてしまっていました。 (2023年1月14日 9時) (レス) @page50 id: c037b1aedc (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - カンナさん» ご連絡ありがとうございます！リンクミスでした！修正いたしました！ありがとうございます✦ฺ (2022年11月16日 17時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - 16話の後から続編になって、”竜の見る夢13”となっています…！何か意図があったのならごめんなさい…。 (2022年11月16日 16時) (レス) id: 8ea5502c44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年11月14日 12時
