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「目が覚めたのは今日のお昼すぎだと思う。部屋に帰ったら枕を引きちぎっていたから正確な時間は分からない」
「お腹すいてたみたいでね、手当り次第噛み付いたのかジニさんの部屋すっごいの！」
思い出し笑いをするホークス、その鳩尾にるいは肘を打ち込むもひょいと避けられ苛立ちが増す。仲良くなったなと切島は見てて思いながら伝えられた言葉の意味を全て理解してちらりと背後のソファを見やった
「……」
「……爆豪」
そこにはタオルで湿った髪を乾かし俯く爆豪の姿
こちらは見てなくとも声は聞こえてるだろうから内容は理解できてるはず
「いい事なのかどうかはさておき、そこまで今のAの警戒心は強くない。身体に問題もないから会わせておこうと思ってな。また、仲良くしてほしい」
「もちろんです！ベストジーニスト！Aくんは変わらず我々1-Aの仲間です！必ず幸せにします！」
「それなんか少し違くない？」
「だから娘さんと結婚させてください！！的な流れになるやつ！」
「いい感じにから回ってんねー」
芦戸と上鳴のツッコミに、瀬呂はゲラゲラ笑う。飯田は至って真面目、真剣なのだがそれにより多少場が和みAもすんすんと鼻を鳴らしカクカク動く飯田の腕に顔を近づける
「Aくん！俺は飯田天哉だ。聡明中学出身、今はここ雄英高校ヒーロー科1-Aに所属している！ヒーロー名は…」
「情報量多いっ飯田くん！真面目か！」
どこまでも話しそうな飯田を麗日が思わずストップをかける。忘れてしまった穴を再び埋めようとするように真摯なその飯田の行動を咎めたいわけではなかった
「急いては事を仕損じますわ。飯田さん。ゆっくり一つずつ今いちばん伝えたいことを。今は、まだ私達の名前だけでよろしいかと。共に過ごす時間はこれから、たくさんあるのですから」
「俺たちだけで20人いるからな」
「そうだった！轟くん申し訳ない！」
「じゃあ！自己紹介していこう！1人ずつ！」
芦戸の声に皆がおおー！と拳をあげる。自然とAの前に列ができて名前を順に伝えていく。一人一人をAはみつめ話しかけられる度に尾が揺れた
どこかキラキラ輝いてるようにみえるその真紅の瞳
それを見てベストジーニストは1人ぽつんと離れている爆豪を見る
年相応にみえる小さな背中
緑谷の自己紹介を聞き終え、ベストジーニストはかつんと靴音を鳴らした
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みけいぬこ(プロフ) - ユキさん» ユキ様コメントありがとうございます！私の趣味趣向を盛り込んだお話楽しんでいただけて何よりです！原作に追いつく勢いなのでゆっくり更新ですが楽しんでいただければと思います！ (2023年1月19日 14時) (
レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - はじめまして。竜ってかわいい設定だな、と気になり拝見していたところ、気付けば夢中になって一気に読み進めてしまっていました。 (2023年1月14日 9時) (レス) @page50 id: c037b1aedc (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - カンナさん» ご連絡ありがとうございます！リンクミスでした！修正いたしました！ありがとうございます✦ฺ (2022年11月16日 17時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - 16話の後から続編になって、”竜の見る夢13”となっています…！何か意図があったのならごめんなさい…。 (2022年11月16日 16時) (レス) id: 8ea5502c44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年11月14日 12時
