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「晩飯とか言われたら感じ良いのかと思うわフツー。四川麻婆が台無しだっつの！」
憤慨した様子は声にも態度にもありありと現れていて爆豪をあまりよく知らない冬美は完全に怒っているのだと申し訳ない気持ちになる
怒り口調なのは爆豪の代名詞のようなもの、実際はそこまで怒ってはいなくて
「それに、そいつにてめーらの事情押し付けて意見求めんなや。そいつの中の家族像なンてろくなもんじゃねえだろ。その意見聞いて勝手に落ち込んでんな、失礼だろが」
「！ごめんなさい……そういうつもりじゃ」
くいっと顎で指した先には眉根を下げ居心地悪そうにしているA
ろくなもんじゃない
Aのことを爆豪は詳しく知らない
けれど、掻い摘んで説明を聞いてきた中でまともな環境ではなかったことは火を見るより明らかで
そんな中でまともな大人、まともな親の元になんているわけがないのだ
当然、家族の形なんて知りもしないだろう
＿＿家族…には、みえなかった、です
「チッ、ンなの見えねーだろが」
「かっちゃん！！？」
Aがどういう思いでその言葉を紡いだかは爆豪には理解しきれない。けど、その言葉は間違いではない
ずけずけ物を言う爆豪に慌てて声を上げる緑谷に更に別の苛立ちがわいてきてそのまま乱雑に食器を抱えるとズカズカと足音鳴らし再びキッチンに1人向かうのであった
対して交流はないし、むしろ一度怖がらせてる
関わることはほぼないだろうと思ってたし
爆豪自身関わらない方がAのためだろうとすら思ってた
けれど今日たまたま鉢合わせて
特別怖がられていないことに少しほっとした
久々に見たAは相変わらず眉根を下げて不安そうで、
でも元気そうだった
小綺麗な顔で眉間に皺を寄せて
轟に縋るその姿にどこか苛立ちを感じた
なんで…そんな言葉が喉元まで出てきて慌てて飲み込んだ
何のしがらみもない平凡な我が家に招待できてればこんなめんどくさい事にならないのに、、と訳の分からない考えが浮かんで慌てて消した
「(なんで俺があんなモブ救けてやらなきゃいけねーんだ…)」
チラチラ脳裏に艶やかな金糸が風に揺れる
初めて見たあの瞬間
何故か目が離せなくて魅入っていた
怖がられたけれど
個性で元の記憶は消されてしまったけど
泣かせてしまったけど
綺麗だと思っていたことは爆豪自身しか知らない話
そう思ってしまった事こそ腹立たしいのだけれど
他の奴が面倒見るならちゃんと幸せにしてやれ
と、思うのであった
．
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みけいぬこ(プロフ) - レインさん» コメントありがとうございます！私も気づいてすぐ更新したのですが何故かすぐ非公開になってしまって汗また載せましたのでよろしくお願いします( т т ) (2022年10月31日 2時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - スズレカさん» コメントありがとうございます💦何度か載せてるのですが何故か非公開になってしまって。上げ直しましたのでご確認お願いします！ (2022年10月31日 2時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 突然すみません！最近の更新話で3の次が5になっていて4が抜けていて話が飛んでいるような気がします。私側の不具合でしたらすみません💦 (2022年10月28日 22時) (レス) id: 569c36d262 (このIDを非表示/違反報告)
スズレカ(プロフ) - 初コメ失礼します。Himmelhoch uitramarinの4話目が非公開になってるかもしれません（違ったらごめんなさい）。いつも楽しみに待ってます。更新頑張ってください！ (2022年10月28日 21時) (レス) id: d908ec33e4 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - せつなさん» 修学旅行おかえりなさい！更新させていただいております！比較的ほのぼのライフを送っています笑楽しんでもらえてますと幸いです*.(๓´͈ ˘ `͈๓).* (2022年10月28日 5時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年10月6日 14時
