weihnachten ページ2
「……」
Aは目の前に差し出された赤いものを前に眉をひそめた
「Aさんは着ないの？」
「……着、る…」
幼い可愛い声が聞こえちらりとそちらを見やると赤いふわふわのワンピースに着替えたエリの姿。同じ赤い帽子を被りその先の白いポンポンがエリが回ると同時にふわりふわりと揺れた
「あー…その、なんだ。嫌だったら別に着なくてもいいぞ」
「……相澤さん」
言葉尻濁らせてそんな声が聞こえる。Aが呟いたようにそれは相澤のもので頬を掻きながら気まずそうに視線をさ迷わせていた
「……変に注目浴びるのも嫌だろ」
Aが抵抗している理由を的確に理解している
今日はエリが待ちに待ったクリスマス
1-Aでクリスマスパーティーをするという事でエリとAはそこに招待されていたのだ。クリスマスと言えばを色々教わっていて目の前に出された服がサンタの衣装だということは理解していた。しかし、これを着るということにAは少しの不安を感じていた
目立って変な目で見られたらどうしよう
そんな気持ちが過ぎることが嫌だと思う反面その不安が拭えない事もまた嫌だった
相反し拭いきれないその2つの気持ちはぐるぐるAの胸中を廻り少しの気持ち悪さを引き起こしかけていた
＿＿綺麗、かわいい、美しい。こういったきらめき眩い言葉達は言う人によって意味が少しずつ違うよ☆本来はとてもいい意味さ
「……」
ふと青山に言われた言葉を思い出した
抵抗を感じるその言葉達
それの本当の意味と言うだろう人達を思い浮かべてみた
そうしたら自然と気持ち悪さが引いていってすんなりその赤を手にとることができた
＿＿Aくんはもっと肩の力抜いてもいいと思うんだ
＿＿ここは雄英。Aちゃんを守る人はいても傷つける人は一人もいないわ
「(肩の力…)」
もぞもぞと着ていたカーディガンを脱ぎ捨て薄手の長袖の上からそれを羽織る。首元がふわふわして少しくすぐったいなと思いながら大きめのボタンを止めていく。上下とも赤いなんてすごい服だなと思いながら下もその場で履き替えた(そこは危機感持って隠れて着替えたりしろと相澤は思ったが口には出さず少し視線を逸らしてやり過ごした)
「わぁぁ！Aさんかわいい！……ん？かわ、かっこいい！」
「どっち？」
「んー、どっちも！」
素直な邪気の欠片もない言葉と満面の笑みにAの頬も思わず緩んだ
．
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みけいぬこ(プロフ) - レインさん» コメントありがとうございます！私も気づいてすぐ更新したのですが何故かすぐ非公開になってしまって汗また載せましたのでよろしくお願いします( т т ) (2022年10月31日 2時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - スズレカさん» コメントありがとうございます💦何度か載せてるのですが何故か非公開になってしまって。上げ直しましたのでご確認お願いします！ (2022年10月31日 2時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 突然すみません！最近の更新話で3の次が5になっていて4が抜けていて話が飛んでいるような気がします。私側の不具合でしたらすみません💦 (2022年10月28日 22時) (レス) id: 569c36d262 (このIDを非表示/違反報告)
スズレカ(プロフ) - 初コメ失礼します。Himmelhoch uitramarinの4話目が非公開になってるかもしれません（違ったらごめんなさい）。いつも楽しみに待ってます。更新頑張ってください！ (2022年10月28日 21時) (レス) id: d908ec33e4 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - せつなさん» 修学旅行おかえりなさい！更新させていただいております！比較的ほのぼのライフを送っています笑楽しんでもらえてますと幸いです*.(๓´͈ ˘ `͈๓).* (2022年10月28日 5時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年10月6日 14時
